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所変われば…秘密兵器到着の巻
今回は完全に左ハンドルが主戦力。
やっとZPIからシャロースプールチューンのオーロラが届いた。
霞のような近距離戦は絶対に左が必要になる。



いよいよ本日、霞ヶ浦に出発するが、ギリギリのタイミングで待ちに待った秘密兵器が到着した。それが今回の霞ヶ浦水系では絶対に欠かすことのできない「レフトハンドル」のレボ。最近、私は左ハンドルをあまり使わなくなった様に思われがちだが、これは関西中心の取材でビッグフィッシュ専門に狙ってしまうため。実際には昨年のエリート利根川戦をTVでよく見ると解るように、今も試合での左ハンドル使用率は高い。特にフィールド特性から遠投を必要としない霞水系では、パワーやディスタンス以上にシビアな近距離精度と、手返し、反応の速さが要求されるからだ。事実、プリプラ時に一緒に釣りをしたイマカツWBSプロの殆どがレフトメインであった。

ロッドは66M〜MHのレーサー、コブラ、レイブンが主戦力。
右構えだと、66クラスで7フィートのレングスが保持できるため、ロッドは軽くてシャープなモノがベスト。
リアクション即掛けにレイブン、食わせに間が欲しければレーサー、コブラはどちらも可能な中庸だ。

今回、ZPIに頼んでオーロラのレフト、しかもシャロースプールを急遽セッティングしてもらった。既にワイルド仕様にチューンされたオーラロラをMgスプールでフィネスにするには少し試作時間が足りなさすぎたが、それでも左ピッチング仕様1号機としては十分な実戦使用になって戻ってきた。

急遽、シャロースプールを組んでみたオーロラ。
REVOとは少し内部が違うので、ベーシックに軽量ルアーがストレスなく使えるようにセッティングしてもらった。

しかし、同時に今回のフィールドコンディションから見て、5g以下の超軽量リグのピッチングも強烈なプレッシャーがかかった2日目以降は鍵を握りそうな気がしていたので、沢村氏のチューンドレボも気になってはいたのだが、さすがに永遠のライバル、こちらから電話はしにくく断念していた。
ところが昨日、その沢村さんから電話が入り、なんとスーパーチューンのレボは必要ないかと聞いてこられた。まあなんとも以心伝心、20数年に亘ってイガミあって…じゃなくって、切磋琢磨し合った永遠のオタクライバル同士、相通じるものがあったのだろう。

そして、そのSAWAMURA・SUPER REVOが昨日ギリギリで到着。この慌ただしい出発前に、ライバルに対し一晩で組み上げてくれた沢村さんには本当に頭が下がる。

これがSAWAMURA SUPER REVO 
マジで衝撃のパフォーマンス、国産最上最新どの機種よりもスーパーなウルトラライトピッチングが決まる。

そして、正直、ビビった。これにはマジ驚いた。今までSAWAMURAチューンのREVOは愛用してきたが、今回のこのワンオフの、ウルトラチューンのSAWAMURA・SUPER REVOには心の底から本心で驚いた。これは完全に国産最高機種を超えている。私は職業上、他社の最高級最新モデルのリールは全て購入し、ライバルを知るためにもピュア了解の上で研究テストをしている。その知識と経験をもってしても、このREVOはその上をいくものだった。お世辞や誇張ではない。

自重なんと158g(沢村氏自身のモノは151g)、世界最速最長の巻き上げギアレシオ1:7.6、そして何より特筆すべきはそのキャストフィールだ。各社からスピニングで投げるような超軽量ルアーを、ベイトで投げるコンパクト機種が話題になっているが、その全新機種を使った上で、それを確実に上回る性能に仕上げてある驚きの事実だ。マグなのに遠心を彷彿させる投げ心地、低弾道で、しかもスプールラインの浮き余りが劇的に少ない。そして何より、シビアすぎない余裕を感じさせるブレーキセッティングのマージン。REVOはここまで進化できるのかと、本当に我が目を疑った。僅か数投の試投で即、沢村氏にハイテンションで礼の電話してしまっていた。(今度、スーパーオーロラ作ってって…)

ABU唯一の弱点と考えられていた、超軽量ルアーの低弾道ピッチング。
それも近々、何らかの形で解決するのだろう。
その信じられない程のポテンシャルをSAWAMURA SUPER REVOは示してくれた。

ABUと言うリールは本当に不思議だ。正直まさかここまでのポテンシャルを隠し持っていたとは…。オタクもここまで極めれば、まさにF-1の世界だ。これで軽量(5g以下)ルアーのピッチングに関する不安は完全に解消された。左ハンドル、そしてウルトラライトピッチ、所変われば必要なモノも劇的に変わる。今回は出発まで時間もなかったが、沢村氏のご厚意に感謝しブログを更新させてもらった。もう25年近くになる、生涯のライバルだが、本当に凄い人である…(あらゆる意味で…w)


ダットカットも量産開始。
霞戦ではノーシンカーピッチングが活きそうですな。


手長エビシークレットチューンは来週のルアニューで
暴露。こちらはザリパターン用ダットカットの
ラミネートカラーです。いい感じ!

 

 

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