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アフター攻略「ヒゲ納言」チューン法の巻
ちょっとした工夫でやけにリアルになってしまうヒゲ納言。
簡単でホンマに効果がありそげなチューン法です。



霞ヶ浦プリプラを目前に、とうとうドクターストップがかかってしまった。本来、術後の経過を見て、思わしくない場合GW明けにも再度のオペをしてもらうつもりでいたのだが、これ以上短期間に神経を破壊すると運動機能まで損なわれると宣言されてしまった。
まあ確かに術後一週間で、ぬかるんだ斜面を丸2日立ちっぱなしの歩きっぱなしでロケってしまう自分がバカなのか、ここまでしても「魔女の一刺し」は避けられないのかと、正直凹んだ。しかし、西洋医学にまでお手上げされると、さすがの私も「これ以上やりすぎたら釣りもできなくなるかもな…」と思ってしまった。

服を脱いで骨だけになって診察してもらいました(ウソ)。
オソロシゲなオペ室入り口です・・・。

確かに今のままでもロケや取材程度ならさほど問題もない。しかし、トーナメントの最前線で、しかもその最前列に位置するためには想像を絶するエネルギーと体力、そしてストレスに耐える精神が必要になる。さすがに今回は本当にプリプラを断念しなければまずい事になりかねないかもしれない。だが、それは「練習命」だった私にとって、試合放棄に匹敵する苦渋の選択となる。いっそあっさり引退してしまう方が楽かもしれないが、そう割り切れない自分はカズや清原と同じタイプのようだ。

ハドスイと同じ場所で、ヒゲ納言で同じ事をすると、サイズも見かけも全く違う性格のバスが釣れる。
同じ場所でも明らかに甲殻類イーターとフィッシュイーターのバスが存在するようだ。

さてさて、今回は前回、「ヒゲ納言(助川君発案)」をアップした所、結構な反響があり、詳しい作り方を解説して欲しいとの要望があったので、公開しよう。実はこのヒゲ納言、
髭のせいかどうかは知らないが、これまたまだ暫く煮詰めてみたいパターンをTSR取材、前回のウルトラクリア皿池と発見しており、結構現在ハドスイとは対極のパターンとして興味があるものなのだ。

実はこれ、茨城の助川君も四国の堂本も超お勧めのリグ。
Wモンチッチ推薦だけはある。センスも似た者同士か??

このヒゲチューンは物凄く簡単。まずショップで「獣毛」とホームセンターで瞬間接着剤(何度も言いますがZEROタイムワイドが最高)を揃えたら準備完了。

これが最高のヒゲパーツ。マックスで売っていたGクラック社製のヒゲ。テーパーと長さ、質感が最高である。

まず好みの長さに毛をカットしますが、カットする時に毛先を揃えたままシッカリと指で挟んでおく事。このGクラックの毛は剛毛なので、指先で束ねるとワームに簡単に突き刺す事が出来る。

こんな感じでつまんでからハサミでカット。本数はお好みで。

後はダイナゴンの鼻の部分に5〜7mmほどズブリと差し込むだけ。助川流より超簡単。現場でも速攻完成。

こうやってブスリと刺します。ダイナゴンは外皮が硬く、内部はソフトなので非常に刺しやすく抜けにくい。
まさにダイナゴンにはうってつけの簡単チューン。

後は瞬間接着剤を僅かに垂らすだけだが、たらさなくてもそこそこ使えてしまうので、現場では刺すだけの事も多い。

そしてZEROタイムワイド一滴。ワーム、スイムベイトにはZEROタイムワイドが最もすぐれた瞬間です。

このヒゲ納言はテキサスやジグヘッド、ダウンショットに効果的だが、ソルト含有率の低く、シルエットの小さい3インチにはとても効果があるような気がする。髭を付ける事で、ダイナゴンのステイ時のアピールや、スライドして逃げるような動きをさせた時、ゴミ中でのシェイク時などに、かなり付加効果がついたような気がする。

あっという間に完成。
髭はある程度角度をつけて開いた方がいい感じ。
理想は手の開き角と同じくらい。
少し水を掻く感じに好みで開いておきます。

しかし、使いどころはバスがエビや甲殻類を好んで喰っていると判断できる要素がある場所で効果が出る。ハドスイは明らかにベイトイーター狙いだが、ハドスイが効きにくい場所でこそ「ヒゲ納言」が効くのは間違いないようだ。とくに夕方やローライト時には、エビが岩穴から出てくるので、強烈にバスがエビ系に反応するタイミングがある事を覚えておこう。実はこのところハドスイに主役を持っていかれている中で、何気にグラビア級も釣っているのだ。


52.5cmもありながら誌面落ちした
哀れなエビ好きアフター君。
取材では釣っても没になる哀れなバスが
結構います・・・。

本誌では寂しい扱いになりましたが、
TSR・DVDでは晴れ舞台を踏めるバス君です。


 

 

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