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春本番、トップ50旧吉野川戦プリプラの巻

今回の練習ではスティードパワービルが大活躍でした

もう完全にプリスポーン!全部デブバス!

旧吉野川から昨日帰ってきた。今回は新開発の最終テストや撮影取材、大会開催に尽力されている地元関係者の方々との打ち合わせ、オマケにこのHPの更新なんかもあって毎日4時間半くらいしか寝れないキツイ プリプラだった。
しかし、いよいよ春本番を迎えた旧吉野川は難しくも元気なビッグバスが温かく迎えてくれた。
次の試合でもこんなビッグウエイトが出したいですね。
マスター戦ボウズの記念に渡辺に持たせてあげました。

今回は試合が来週末に開催されることもあって、余り詳しい話は書けないのでご了解願います。ただ、このままの勢いで行けば、旧吉野川戦は平均ウエイト一日5キロは確実で、5キロ釣らなければ上位は絶対無理なんではないか というくらい激しい試合になりそうな予感がする。2日で6キロ切ってしまったら予選落ちは確実なのではないかと思うほど、
非常にハイスコアな戦いになりそうな感じだ。しかし、これは決してもの凄くよく釣れるというわけではなく、釣れれば平均1キロ前後、5尾揃えば5キロは確実という感じなのだ。ただ、旧吉野川は3本の川筋から形成されていて、エリア的にもかなり広い。50人なら船団になることはまずない上に、その日その日で当たりエリアがころころ変わる。これは水位の増減がタイダルリバーだけに水門の開閉で1m以上変わってしまうためで、酷い時には朝と夕方で水位が1m以上違うこともある。これによって発生する流れも強烈で、一気に激流になってしまい釣りが出来るエリアが急に絞られたり、入れ食いだったエリアが一瞬で砂漠のような不毛地帯になったりする。歴史が古く、チャプターやウエスタンが何年も開かれてきた四国屈指のハイプレフィールドであり、こんな状況変化の激しい川で産卵するためにはバスもそれなりの知恵を付けている。それ故に、ここのバスは非常に賢く、スポーンエリアが普通の考えでは想像もつかない場所にあったりする。スポーニングエリアの常識がここは通用しない。この意表をついたスポーンエリアを掴まないと、プリのメスを捕らえることは極めて厳しい。クランクやスイムベイトで簡単に入れ喰うこともあれば、ライトリグでどんなに頑張っても何にも釣れないこともある。かたや、ライトリグで今にも生みそうなメスがいつ入っても1日中入れ喰うこともあった。堰の開閉による人工的な流れの発生に伴うバスの移動の速さは尋常ではなく、この変化をどうやって捉えるか、今までにない高度な戦略が必要になる試合になりそうだ。

今回は、4月24日ころ発売になるキラービルシリーズの第2弾、POWERBILLの撮影をかねて練習に望んだが、練習開始初日からパワービルが見事にはまり、撮影は何の苦もなく終了した。パワービルはその名の通り、まさに強烈なパワーを発揮する「BILL」、すなわち 波動を強化した リップテール が特徴。
ダート重視のキラービルとは対照的なフラップ型フィン。
これによって水の攪拌を強め、同時に後ろからのキスバイトも逃さないキラーテール(PAT.P)搭載。
空力抵抗と強波動の両立を可能にした異型BILL(リップ)。
キラービルとは正反対の性格を持つプラグだ。
ダート性能を特化した KB との違いは、 PB はまさにビッグジョイントプラグの極小版って感じ。潜行水深は、1〜最大でも1.5m以内。とにかく ミノーでは初ってくらいに激しいクランクベイト並みの振動が特徴だ。たぶん目をつむって引いたら小型ミノーには絶対思えないほど強烈な振動。しかし、同時に並のミノーよりかは、はるかに魅力的なドックウォーク系ダートを超簡単にこなす。これこそがジョイント&ビッグテールの波動効果なのである。5月にはいると水温は15度を超え、ミッドスポーン〜アフターになるとサスペンドジャークベイトよりもクランクなどの波動系が効いてくる。しかもウィードが伸びてくるのでシャローダイバーが主流になる。
バイブレーションやシャロークランク、ビッグミノーがフラットエリアで大活躍する時期だが、この時期はアフターになってきたバスはとにかく体力はないけど何かが喰いたい。出来れば喰いやすそうで見た目は弱々しいミノーがいいのだが、回遊性が強まる時期だけにプリに比べてサーチ範囲が広くなる。だから波動で存在を広くバスに知らせれて、ただ巻きで釣れるものが良い。理想は存在に気がつきやすい強波動を発生し、見た目は喰いやすいベイトシェイプが理想になる。そこで、KB を更に浅いレンジに変え、アクションもシャローフラット専用に設定しなおしたのが PB だ。
パワービルは今からが最高のシーズン。
ミニスイムベイトのように巻くだけで十分つれます。
前回の土師ダムでは水温が低すぎて1尾しか釣れなかったのだが、今回は簡単にバスを釣ることが出来た。言ってみれば野池用のミニ?ビッグベイト感覚で使うクランクのようなミノー?だ。 KB は重心移動がないロングビルの宿命で、強風下で投げるには腕がいる上級者向けルアーだが、 PB はショートビルで巻くだけで釣れるので初心者にも使いやすいルアーである。この PB の次に控える真夏用の SB は更に面白いものになっているので楽しみにしててください。
パワービルの撮影は大成功。
葦沖などのフラットをゆっくり引くだけでプリ連発でした。

今回のプリプラでは減水増水の条件に合わせてその場その場で生まれてくるホットスポットの選択にかなり苦戦はしたものの、手応えは十分に得ることが出来た。臨機応変に動くことさえ出来ればかなりのハイスコアを出せる練習は出来たと思う。軸となるルアーもハード、ソフトともに確信を持つレベルまで絞り込めたと思う。
暖かい日にはもう、ジャバロンのトップ引きでもヒット!
水温は16度でした。
また、今回の練習でいよいよジャバロンにも数こそ少ないがバイトが出だした。まだシーズン的にベストには程遠いが、本番には完成サンプルが届く予定?なので、もし水温が安定して15度を超えることがあれば、強力な武器になるかもしれない。ただ、サンプルは本当に着くんでしょうか?
まだ数こそ少なかったけど、ジャバロン(これは140)にもヒットが出始めました。
まもなく完全シーズンインです!

土師ダム戦では試合が中止になったため、その後いろんなプロの武勇伝が聞かれたが、本当の勝者は謎のまま。練習は練習、本番の結果のみが正解なのだ。今回はハッキリと何が正解で誰が一番旧吉野川を見切っていたのかがハッキリと分かるだろう。試合は今月15日、16日が予選、日曜日17日が決勝になる。久しぶりのバスボートを駆使してのトーナメント、外来生物法にも負けないくらい、トーナメントも全身全霊をかけて頑張りますので、是非、05年トップ50開幕戦となる旧吉野川戦、応援&観戦に来てください!会場は以前このHPで紹介したゴミ清掃大会と同じ場所です。300台以上は可能な駐車場、トイレ完備です。よろしく!
旧吉野川は飛行機が低空飛行して怖いです・・・

 

 

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