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IK−50S基盤リップ限定カラー発売の巻
今年はクランクが例年以上にとても良く釣れる。
中でも IK-50S(基盤) はホバリングし始めて以来、超お気に入りに。



ここ数年、IK-250のライジングに始まり、リップライザーのリップ&ライズ、そしてIK-50のホバリングと、ハードベイトを一味加えて操作することによって今までとは違った新しいハードベイトの可能性に気がつき始めているが、最近、バイブレーションに関してようやく新しいコンセプトを掴む事ができた。まだ詳細は明かしたくないのだが、ブザービター以来、このバイブレーションに関しては独創的なコンセプトがイマイチ浮かばず、何度か開発はしてみたものの、そこに何か特別な才能を感じ取ることができなかった。私にとって既に行き着くところまで行ってしまっている感じするバイブレーションやスピナーベイトは、余計な細工をすればするほど使いにくいモノになってしまい、だからと言ってベーシックなものなら既に市場にいくらでもそこそこ良いものがあるわけで、まさにこのジャンルは開発泣かせでなかなか前に進めなかった難題だったのである。

ブザビーから苦節8年以上、
やっと次なるバイブレーションのはっきりとした目標点が見えた。
今はその概念を実現するのに夢中です。

しかし、IKシリーズやリップライザーのように、一見、ベーシックなルアーだが、新しい「釣るための」コンセプトを見つけた時、その難題は本当にあっさりと解けてしまうから不思議だ。その新しいコンセプトを真っ直ぐに突き詰めていけば、誰もが感じていた不満、いや、「不満だが仕方がない」とか、「これが普通の事だ」と思い込んでいた不満があっさり解けたりしてしまう。「目から鱗が落ちる」と言うが、ようやくバイブレーションにおいて当り前のように見落とされてきた重要なコンセプトに辿り着くことができた。最近、ホバリングクランクにハマっていたことが結果として、バイブレーションにヒントを与えてくれた。IK-250から何か釣れるプラグのツボみたいなものが見え始めている。

今月末発売のルアマガでもカエル王子達が野池でテストしてます。
相当長い間、極秘開発していたが、バイブレはコンセプトが
一番重要。

と言うことで、今回は久々にIK-50S(基盤リップ仕様のスクエア)の自分なりに絶対に必要と感じたニューカラーを自分で作ってみた。
1つ目は今年一番のマイカラーになっているブルーチャート。これにさらに明滅を加えるためにシルバーのタイガー模様を加えてみた。そしてブルーバックはマッディーでもクリアでも効果が高いカラーなのだが、更に水に馴染みやすいようにやや「透けた感」を持たせ、マット調に仕上げてみたものだ。

今年NO.1当たりカラーのブルーバックチャート改。
マットチャートなのに何か透明感が・・・。
どんな水色でも対応するホバリングにベストなカラー。

2つ目はブルーチャートとは全く逆のナチュラル系の代表のテネシーシャッドを自分なりにチューニング。派手に動くIK-50Sだが、自分から見やすい背の色も重要だが、下から見上げる腹の色の色調変化を意識し、腹の黄ばみ系カラーを太く配色。ボディーカラーもボーン素材特有の深みのある乳白色をそのまま無塗装で活かした。野池のマブナに似ているので安直ですが名前はコブナ…。

みるからにヌメヌメと独特の深みとコクのある
テネシーシャッド改。
素材の素のままの発色とお腹の黄色味がポイント。

3つ目のカラーは正直言ってほぼパクリです。このカラーは昨年からアメリカで大ブレイクしているセクシーシャッドと言うカラーを見本に改良したアレンジ版。ケビンバンダムが溺愛していることでも有名なカラーなのだが、何がセクシーなのかは全く意味不明…。実際にテストしてみると、非常に見やすく、ルアーの動きが大きく見える。遠賀川でも実際よく釣れたので、あれだけアメリカで大ブレイクしているカラーなので流行に乗ってみました。

アメリカで大ブレイクしているセクシーシャッドの
ニッポンアレンジ版「エロチカ・シャッド」。
釣れる3原色、「白」「黄」「青」の色調変化を強調させる、
IK-50の動きの振幅に合わせ塗り方を決めてます。

いずれにせよ、この3色は今回限り限定生産で当面、IK-50Sでの同色の追加生産はありません。まあ、ビッグヒットになったら速攻、再生産するが、今更レアもんでもあるまいし、私が個人的に最近50に熱いので、社長権限で限定増産しただけ。しかし、年々、何処のフィールドもハードルアーの効果が絶対に高くなっているように思う。バスの密度が減ったことが理由かもしれないが、最近はワームでも「早く探れて、喰わすことも可能」といった、ハイブリッドな使い方ができるルアーが重要になった気がしますね。ちなみにこの3色、今月末出荷です!
                                        


遠賀川ではいまだに圧倒的に釣れるマットレッドホットタイガー。
特にプラグには「ご当地カラー」が確実に存在する。

 

 

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