HOME < K.IMAE Top Secret

炎天下の野池巡りは辛いよ…の巻

中年オッサンにとって真夏のオカッパリは激過酷・・・。
ライトリグを結ぶ目が霞む今日この頃です・・・。

7月に入って以来、取材にロケにテストにと、ウィークデーは炎天下のフィールドに連日出まくり、週末はほとんど熱中症気味でズタボロゾンビ状態の毎日が続いている。
と言うのも、今年は後半に色々と大きなプロジェクトを抱えており、またトーナメントも秋口に集中していることもあって、その分、仕事を前倒しで進めなければならない。この蒸し暑さの中、咽返るような藪を漕ぎまくりの歩きまくり、1日4〜5回は着替えなければならないほどの炎天下の野池オカッパリはかなり中年オッサンには堪えるハードワークだ。マジで時々脳血栓や心筋梗塞を起こしても不思議はないな…と怖くなる瞬間がある。

ハードワークだがバスフィッシングの基本でもある野池のオカッパリは、いつも自分を新鮮な気分にさせてくれる。

しかもほとんどの野池が暑さで煮立ってしまった野菜スープ?かバスクリン状態で、簡単に釣れる様な甘い状況など何処にもない。しかも、今年は一時期減少していたバスアングラーが確実に増えているようで、嬉しいことなのだが何処に行っても平日なのに必ずといっていいほど先客がいる。もはや場所の善し悪し以上に、どうやって釣るかトーナメント並みの技術を駆使しなければ本当に一筋縄ではいかないのが現状のようだ。

雨の降っていないエリアの野池はアオコ地獄状態・・・
これでは釣れません・・・。

しかし、条件次第では爆発的に釣れる事があるのも最近の野池の特徴のようで、全く私が釣ることができなかった野池ですら、大雨が降った翌日に入ったアングラーには50アップが3本40アップはイレグイと言う天国と地獄のようなこともしばしば起きるようである。状況変化の早い野池は大きな湖のボート釣り以上に「釣るタイミング」が非常に重要なようで、その鍵はやはり気象条件にある。特に「雨」は湯だった野池にはまさに天国と地獄級の劇的変化をもたらす。今年は特に局所的大雨、それも非常に狭い範囲での一時的な大雨が多い。その雨のエリアをリアルタイムに携帯インターネットなどで掴み、そのエリア内で一番可能性のある池に如何にタイミングを計って入れるか否かで恐ろしいほどの結果の差が出るのだ。

タイミングが合えばむしろ大場所の方がポテンシャルが高い。
最近のオカッパリはその時合いを掴む知識が明暗を分ける。

まあ雨や風は一番わかりやすいケースだが、それ以外にもその時々の気象条件にマッチした野池の特徴を理解し、突如開催される「サマーバーゲンタイム」を的確に掴み、迅速に移動できるかどうかか成功の鍵であることは間違いなさそうだ。詳しいことは又の別の機会に詳しく話したいが、シークレットの池などなくなってしまった現在、野池のバスフィッシングもビッグレイクのパターンフィッシングのように、ポテンシャルのある大場所にはいるタイミングで天と地ほどの差がつく時代になってきたように思う。

朝一にベストスポットを散々攻めるもナマズ一匹。
ナマズやニゴイが釣れたら何か間違っていると解釈した方がいいですね・・・。

それだけに九分九厘敗戦の色濃厚だった取材が、一通りチョイスした野池の状況を見たことにより、再トライのラストジャッジ次第で逆転満塁ホームランに繋がることもある。散々粘ってナマズ一匹に終わった小場所も、タイミングを合わせ入り直し、ルアーもバスが求める条件に素直にマッチさせたその時、初めてその場所の真のポテンシャルを引き出すことに成功したりする。既にメジャーだがポテンシャルはある大型野池のラン&ガンは、外し続ける時間も長いが当ればハンパない結果が伴う。また、IK-250事件のように、意外なルアーをマメにローテンションさせることによって予想もしなかった反応の違いにビックリさせられることがある。

最近のオカッパリは意外なルアーを使ってみることが大成功の鍵かもしれない。
IK-180、そして250は野池でも一番根がかりが少ないタイプのクランクだ。

トーナメントでは普通にやっていることだが、野池ではついついワンパターンになりがちな攻め方を、少し捻ってやると素直に反応が変わってくるところが興味深い。ちょっと、そのアクティブな面白さにハマリ気味な今日この頃であります。それでは又来週も遠征、今度は久々のバスボートロケ、頑張ってきます!
                                        


昔は激チョロかった流れ込みやバックウォーターは
さすがに大人気、一筋縄では行きません。
でもタイミングとルアーチョイス一つで劇的に結果が変わることも。
むしろ違いの解る玄人には今のほうが楽しいかもね・・・。

 

 

TOP OF THIS PAGE