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海は広いな大きいな…箸休めの巻

50アップのチヌが連発。
ちなみに私のこれまでのチヌ記録は38cm。
小学生の頃、神戸和田一文字で瀕死のチヌを見つけてタモですくったものですが・・・。

神戸の海がこれほど豊かなチヌの海だったとは・・・
まるで海外で釣りをしているような感覚に
なってしまった。


ルアマガ読者ならもうご存知と思うが、何をトチ狂ったか海用のボートをイマカツで購入した。まあ、本来の目的は社員の福利厚生?のようなもんだが、イマカツ本社工場の目の前は明石鯛でも有名な素晴らしく豊かな海。おまけに営業所のほうも神戸の海まで車で10分以内と、なんともソルトフィッシングには恵まれた環境にある。実は私を除くスタッフはほぼ全員がソルトウォータールアーフィッシングに関してはかなりのベテラン。毎晩、工場においてあるメバルロッドなどで、隙を見ては近くの海へテスト?と言う名目で、社長の目を盗んではちょくちょく皆で出かけているようだ。最近は社長の知らぬ間にメバルやアジ用カラーのジャバスティックが出ていたりする始末だ(実話)。実際、副社長フージーにはジギングからメバルまで相当な腕前である事は、業界人なら知る人ぞ知る事実である。

海の腕もバスプロ級。
ガイドしながらもあっさり50アップ。
マイボートにキャプテンフージー御満悦です。

香川育ちのナベはなにげにチヌ釣りはベテラン。
幼い頃オヤジにチヌをいつも食わされていたらしい・・・。

ちなみにワタクシも元はと言えば親父の影響で小学生のときに海釣りとへら釣りにハマってヨシヒロ達と散々海釣りを楽しんだ末、バスに転向した。ただ、テンコチ、キス、ベラアイナメ、カレイと言った30cmにも満たない小物の記憶しかない。オヤジが釣った魚もデカいと言えばこれまたボラくらいしか記憶にない。そんである日、学校の登校前に初めてヨシヒロに誘われて近所の野池に雷魚釣りに行ったら、初めて投げたスピナーたるものに60cm位の雷魚が釣れた。電車で何時間もかけてしかいけなかった海でテンコチばかり釣っていたガキンチョが、朝飯前に目の前の野池でいきなり釣れた60cmの雷魚はどれだけ衝撃的だったことか…。そんでもって雷魚からバスへと今江少年はハマって行くわけである。

カッコいい釣りがしたい・・・18歳の今江青年はそう思い続けて7月4日で4?歳になりました・・・。

それからウン十年、バスボートの魅力にハマりにハマり、遂には300psを余裕で超える怪物艇と、行き着くところまで行き着いた感もあったが、琵琶湖が何かと行き辛くなってしまった今、スカーッと気持ちよくボートでカッ飛べる機会もなくなっていた。そんなときにひょんなことからスポンサーのマーキュリーさんからソルトゲーム用のいい船があるけどお安くしますので?どうですかと言う話が舞い込んできた。正直あんまり興味もなかったのだが、是非試乗にと誘われ仕事に引っ掛け横須賀へ…。海の船はわからんのでフージーも連れて行ったのだが、海の船=漁船チックでイマイチいけてないと言う先入観が根こそぎ吹っ飛ぶほどのカッコよさ!2人とも一発で一目惚れしてしまったのが「ボストンホエラーコンクエスト」というアメリカのソルトゲームボートだったのである。

バスボート並み?にカッコいいボストンホエラーコンクエスト。
素晴らしい走破力と浮沈構造、大馬力エンジンが魅力。

ということで、初めて神戸の海を走った感想は「めっちゃ広いやんけ〜!!」の一言。久々にバスボートで湖北全域を走り倒していた頃の懐かしくもアドベンチャーな気持ちが蘇った。とにかく新鮮、23年近くバス一本やりだった自分にとっては、まさに食わず嫌いで、目の前にこんな爽快で広大なゲームフィールドがあったんだと、ちょっとずいぶん損した様な気持ちになってしまった。

バス用のスピニングの限界テストには
デカチヌは最高ですね。
カレイドスピニングのいいテストになりました。

やっぱり自分は釣りも大好きなのだが、それに負けないくらい「ボート」のカッコよさ、機動性、未開の地を開拓する非日常的アドベンチャースピリットに憧れてバスフィッシングにのめり込んでしまったことを改めて思い出してしまった。小学生6年の時、銀色のスキーターに乗り、笑顔で右手を上げるラリーニクソンの写真を初めて見たとき、バス釣りってなんて「カッコいい釣り」なんだと強い衝撃を受けた。「カッコよく釣りがしたい」、動機は不純かもしれないが、思春期の少年にとって「釣り」のイメージが今では考えられないくらいダサく、根暗の象徴?みたいな時代だけに、この写真は私の釣りのスタイルに対する考え方を決定付けた1枚と言えるかもしれない。

エンジンはなにがなんでもマーキュリー、
エレキは絶対モーターガイド。
だってカッコいいから。

神戸の海にボートを走らせ、エレキを下ろし、自由自在にターゲットを狙う。初めてフージーに連れて行ってもらったチヌのルアーフィッシングは、生まれて初めて海の、そしてチヌと言う魚の凄まじいポテンシャルを体感する機会になった。息苦しくなった内水面の釣りとは又違った、自分にとって「趣味」が出来たかもしれない。まあ、ポイント探しはめんどくさいので、ガイドはキャプテンフージーに任せるとして、当面は息抜きにこそっと、イレグイの時にだけ鯛やシーバスでも釣りに行っている。たのんまっせ、キャプテンフージー!!操船は前でオレにさせてな。

海流にも負けないモーターガイドソルト用ビッグエレキと自動昇降式アンカー。
このオリジナルシステムがコンクエストの機動力を大幅にアップさせた。


怒涛のイレグイ・神戸チヌ祭りの巻・前編




怒涛のイレグイ・神戸チヌ祭りの巻・後編




みんなで仲良くチヌ釣り。
バスではこうは行きませんな・・・。

工場のみんなも楽しんでます。
時には特訓になりますが・・・。

 

 

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