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K.imae Today's Tips 2276『復活のロデオライド??』

最近、夜な夜な西宮の秘密基地で怪しい集会開いてます。

実は、幻の名竿、ロデオライド復活を企んでたりして。

まあそれは冗談として、馬淵の尖りきった我侭ロッド、
ロデオライドは自分も本当に好きでしたね。

実際、61Sは今も使ってるほど。

ロデオライドを馬淵の引退と共に消滅させてしまうのは余りにも残念でした。

しかし、馬淵は今や大型トレーラーの運転手。

トーナメントからキッチリ一線を引き、しっかりと地に足つけて人生歩んでます。

















しかし、大手メーカーでは量産に二の足を踏むような、

本当に尖りきったレーシング仕様のロッドが
トーナメントではどうしても必要な時があるのは事実。

三原のサイト術には三原の独自の怖いほどの拘りがあります。

とても大量生産できない癖の強さと危険すぎるテーパーデザイン。

その次元に達した人にしか解らない本物中の本物の世界。

そんな大衆性や量産性を一切考えない、バーサタイルの真逆を極めたロッドを
釣り人は時として渇望するもの。

馬淵のRR/FF511なんかはその最たる物でしたね。














ZZガイドシステム、ある状況下においては驚異的な性能を発揮するが、
これを受け入れれる一般アングラーは少ない。

何を狙ったものかすら理解できないかも。

ブランクスの良さを生かすも殺すも、実はガイドセッティングが竿作りの最も難しい部分。

最高級カーボンをふんだんに使っても、ガイドの選択と
セッティング技術が凡庸だと並みの竿と変わらなくなってしまいます。
















かつてカレイドデジーノで一世を風靡したソリッドティップを
活かしきるためのプラスティックガイド。

今や廃盤になって金型も残っておらず。

EGの修理用在庫も完全にストックアウト。

無理を承知で磯用に開発されたカーボンガイドを、
バス業界では最も早くバスロッドに転用。

テスターサンプルとして内密にテストしてました。

ま、富士工業公式テスターの弱い青木プロのおかげですが。

その回答はまだ先ですが、商売抜きで尖りきった自分だけの竿なら
積極的に使いたい逸材かもしれません。















ほとんど趣味の世界で、三原や薮田、南と一緒に
様々な海外や国内のブランクス屋巡りもしてました。

なかなか世の中には面白い個性的なブランクスがあるもんです。

ブランクスを見る目は35年の竿作りの経験で自信あります。

某所で出会った、この日本刀のようなブランクスは
とても特殊な製法で焼かれており、竿作りが好きな自分としては興味津々。

薮田が猛烈に気に入ってましたね。
















コスメは無駄にコストが掛かるので必要以上に興味なないが、どこかで最近見たような装具も。

究極詰まるところ、性能を突き詰めるとF-1マシンの
コックピットみたいに無骨でシンプルになります。

カッコイイに越した事はありませんけどね。


















試しに三原に彼だけのサイトロッドを作らせて見たら、
エゲツないのん作りよりましたわ…。

まあ量産したら並みの腕のアングラーは折りますね。

ワシがムチャして確かめるんで青木プロもヒヤヒヤもんでした。

完成したら1本パクりますけど。

ただ、三原がベースブランクスにロデオライドと同じブランクスメーカーを
選んだ事は、流石に強者は強者を知るところ。

ビビルほどに超絶軽量、馬淵のFFを上回るフィネスさですが、

「モンスターだけを仕留めるロッドです」と言い切った事に感心しました。

確かにサイトじゃ相対するのは皆、試合を決めるビッグフィッシュ、
キーパーを獲るスピニングではない。

実はビッグベイトロッドに匹敵するモンスターロッドである事に
今更ながら唸らされました。

これこそプロならではの大衆性一切排除のレーシングロッドですね。

















あくまで今期トーナメントでの個人使用の試作品として作製した3本のプロトロッド。

特に三原のは尖がりすぎて持っただけで笑えます。

とても大量生産できるロッドではないですが、こういうロッドは何故かそそられます。

これからどう展開するかは未定ですが、
フィッシングショーOSAKAに参考出品しますので、一度触ってみて下さい。

三原の見ている景色に共感できる方もいるかもしれませんので。

ちなみに自分も今期のトーナメント対策として、一番苦手なネコリグ専用ロッド、
究極我侭仕様で作ってみましたのでご参考までに笑。




 

 

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