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K.imae Today's Tips 2259『2019リールチューナー』

昨年末、ZPIの突然のチューニング事業終了と総合釣具メーカーへの
転身の報を社長から受けたときは正直驚きました。

驚きととともに、参ったな…と。

なんせ自分のリールは全てZPIフルチューンモデル。

既に4年以上オーバーホールにパーツ交換を繰り返し使い込んでおり、

ジュラルミンフレームにすら歪みが出ているほど。

そこにピュアフィッシングのM&A騒動で、
日本向けアブのリールの企画は全て1年ストップ状態。

チューンの母体となるベース機種すら決まらずベイトリール難民状態になってました。

そこに2019年、救世主登場。

















日本向け開発企画が保留になって以来、ピュアフィッシング技術部で
現行ベース機種のギア変更からマグチューンまで、
ファクトリーチューンでの試行錯誤は繰り返してました。

ファクトリーチューンレベルでは十分一般的には
ベイトフィネス機種として通用するレベルには達してました。

むしろ一般的にはこのレベルのほうがコストも掛からず扱いやすさでも十分なレベルです。














でもやはり、LTZ930pro-ik combを使い続けていると、その差は歴然。

それくらいZpiのベイトフィネス専用機パーフェクトチューンモデルは
お世辞抜きに素晴らしいです。

青木プロ(弱い方)の技術でロングノーズ化してからは、他社最高機種と使い比べても、
全く1ミリも欲しいとすら本当に思ったことはないですからね。
















そして、2018年モデルからロングノーズ化されたLTの後継機種、ロキサーニBF-8。

LTZやLTXに比べれば安価な機種ですが、
ロングノーズ、剛性の高いアルミフレームと強化クラッチは魅力。

190g強の重量がありますが、メインギア、ハンドル、
その他パーツのファクトリーチューンで150g前後も可能になってます。

ただ、最大の泣き所が「スプリットシャフト」ではないこと。

これがベイトフィネスチューンには致命的なチューニング不能仕様になってます…。

既にこれが出た当時から、ブラスギアからジュラギアに、
そしてスプリットシャフト化は進んでいたのですが…

同時に最高機種が遠心ブレーキしかないレボエリート8の完全マグ化、
LTX/BF-8のアルミフレーム化、果てはロキサーニ32πのスプール設計、
ロキサーニのパーミングカップのアルミ化&オーロライオンプレーティングまで…。

昨夏前には動いていたニューウェルのピュアM&Aのおかげで、それも全て頓挫。















しかし、2019年1月、ようやく全てが整いました。

ピュアフィッシングの親会社も決定し、同時に最高にして最強の
パーソナルチューニングパートナーを得て、再びABUのベイトが動き出します。

ファクトリーチューンされた機体を更にパーソナルチューンで
限界ギリギリの性能に持っていくデュアルレーシングチューン。

ファクトリーチューンによる超軽量化に更なるロングノーズ化、
そしてパーソナルチューンによって心臓部に
「KAHENブレーキユニット」を積み込んだとき、

1万円台のリールが、最先端機種を凌ぐスーパーマシンに生まれ変わるかもしれません。

今年のABUのベイトはとても面白い1年になりそうです。

(Sさんには、くれぐれも試合でお互い決戦になった時に自分のだけ壊れるように
絶妙チューニングしないでくださいねって…って言っときましたんで笑。)

 

 

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