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プレリグドスイムベイト完全解剖DVD制作進行中&SLIMY LIVE COLOR、間もなくリリースの巻

一回目のメキシコは冠水ブッシュだらけの8mラインで
スピナベのスローローリング。正直言って、引ける範囲、深さに無理があった。このときバクラトさえあれば・・・

バクラトスイマーとワイルドスタリオン、
この組み合わせで今年200尾近い50アップを仕留めた。


ようやくバクラトスイマーに最終の目処が付いてきた。今年の1月にプロトタイプ(最初のは話にならなかったが…)を持ってメキシコに行ったが、信用度のなさから使いもしなかったルアーだった。1回目はスピナーベイトのスローローリングに終始した釣行だったが、2回目のメキシコでその驚くべきポテンシャルに遂に開眼。なぜ1月のバカラックで使わなかったのかと心底後悔したものだった。
このバクラトスイマー、ずばり言ってこいつは「ビッグスピナーベイトのスローローリングに極めて近い使い心地を持つ、パーフェクトナチュラル版パワーミノー」というのが、私がほれ込んだ最大にして最強の理由だ。

ブッシュだらけで、ピンはテキサスかセンコー、線を引くのはスピナベくらいしか不可能状況。だからこそ、ここを引けて、要所で落とし込めるバクラトが欲しくなったのだ。
文句なしの超遠投性、レンジを選ばない泳層キープ力、カバーを気にせず通せるスナッグレス性、そしてそのパワーあふれる引き感のよさと、圧倒的集魚力。このプレリグドスイムベイト「バクラトスイマー」に私がハマってしまった理由は、純粋なスイムベイトとしての魅力はもちろんだが、使う場所、使い方、引き感が「ビッグスピナーベイトのスローローリング」に極めて似た感覚でありながら、さらに幅広く応用を利かせて使えることにある。しかも激流クリア超シャローから8mものディープまでの汎用性は、いかなるルアーの追従も許さない。そしてサイトでも驚くべき反応をバスが見せる。
さらにスピナーベイトのスローローリング同様、ビッグフィッシュ率はとんでもなく高い。

ディープレンジ(6〜12m)でのバクラトスローローリングは
まさに無敵。アフター真っ盛りにもかかわらずサイズもウエイトも桁違いになった。
湯原ダムや七川の岩盤沖の立ち木トップ6〜8mをスピナーベイトで完璧にスローロールするのはスピナーベイト自体が浮き上がりやすいためかなり難しい。しかし、異常にぶっ飛び、素早く沈むバクスイはこれをいともイージーに、トラブルなく完遂できる。場合によってはハングアップオフや、立ち木に引っ掛けてステイで誘うことも可能だ。のんべんだらりとしたクリアなシャローでも、スピナーベイトやプラグを完璧に見切る魚でさえ、バクラトのスローローリングには何故か強烈に興味を示す。
しかも根がかりを気にしないですむ分、岩やブッシュを使ってバイトを誘うためのトリックを仕掛けることができる事も大きい。

暗過ぎて黒帯DVDでは使えませんでしたが、日没寸前は
バクラトスローロールで60アップの入れ食いに・・・
その秘密は釣り込む程に判って来たのだが、泳ぎの「姿勢」、ステイの「姿勢」は人間が思っている以上に重要な要素に思う。そしてジグヘッド型とテキサス型では泳がせた時、決定的に違った波動が出ていると思う。ジグヘッドのアイポジションはテールの波動だけではなく、「前頭部の水受けと水逃げ」が大きなキモになっているような気がする。

このスイミング姿勢はジグヘッドならでは。
水の流し方、動かし方が本物に一番近いのではないだろうか?
この辺は、TSRスペシャルDVD第2弾「プレリグドスイムベイト、その知られざる全貌を暴く(仮)」で、完全に解説すべく、現在鋭意製作中だ。様々な角度の水中スイミング映像から、スイムベイトフィネスにも通じる、55アップを一撃で反応させる「一瞬のトリック」まで、本当はホンマに公開したくない部分まで、バックウォーターで、浮きゴミで、岩盤で、そしてディープで、怒涛の鬼50アップ連打で包み隠さず公開するつもりだ。
「バクラトスイマー」は順調ならばお正月にはプレセールができる予定。たぶん、早春は夏以上に激ヤバ間違いなしなので、楽しみにしておいて欲しい。

初期のバクラト。現在は相当変わりました。
フックシステムも完成し、いろいろな部分で革新的進化を遂げています。
さて、それとは別に、今月末から私の超シークレットカラーであった「SLIMY LIVE COLOR」が登場する。このカラーは特にリップライザーでは超強力で、ナチュラルでありながら視認性も高く、最近はほとんどの取材でこのスライミーライブを使ってしまうほどのお気に入りカラーだ。

水に溶け込み、さらに視認性もいい。
マッディーでもクリアにも対応できるスライミーラブカラー。
鱗がないことでさらにヌルヌル感アップ。
今月末登場!!
まあ、一目見てもらえばすぐにわかると思うが、「SLIMY LIVE」とは「ヌメリ」感のこと。実は以前、バークレーのラボからバスの硬さの認識について聞いたことがあるのだが、バスは見ただけでは硬さと柔らかさは判断ができないらしく、波動を感じ、チェイスを開始し、最終、視覚でその物体が食いやすいものか否かを判断するらしい。そこで判断の基準になるものの一つに「ヌメリ」があって、「飲み込みやすそうか否か」が判断の1要素となるらしい。

とにかく美しい。RR、IKとは最高の相性。
ハイビスライブワカサギは「リップ&ライズ」最強のカラーになった。
偶然かどうかは知らないが、アメリカンクランクには鱗のあるものが少ない。逆に日本製には鱗がないと安物扱いされかねない。IKクランクを鱗なしで販売を開始し、後日鱗バージョンを金型に変更する予定だったが、結局、なんとなく鱗がないほうが釣れる様な気がしてならなくなってしまい、鱗なしクランクは売れないというジンクスの中、勇気ある決断だったがクランクはツルリとした艶感を重視し、鱗を入れない方針に変更した。現在その傾向がユーザーに何の違和感もなく受け入れられていることを見ても、鱗はプラグにはどうしても必要な部分ではないのかもしれない。

とにかくリアルなくせに視認性がいいのがスライミーライブ。本気で最高と思える逸品。
琵琶湖でも激釣れ中(しかも本日も某氏が・・・詳しくは後日)。
結局、この判断がスライミーライブカラーにも最高に活かせることになった。まるで生のような柔らなく透明感のある仕上げはIKシリーズにベストフィットになった。リップライザーはそれを意識して鱗は極力薄く、淡く設定し、メキシコ&ヨーロッパ仕様の海外輸出用限定生産モデルRR130には鱗は入れない事にした。海外では鱗のあるなしは全くといって良いほど人気には関係ないようだ。余計なものはないほうが良い、海外のおおらかで合理的な考えなのだろう。

リップライザー130EXPOT MODEL
リアのプロップは付属品。お好みでチューンできます。
間もなく市場でみかけれるかも。
しかもRR110よりも引き抵抗の強い、強水押し、パワーリッッピングタイプが好みのようで、RR110とは少し違う味付けに仕上げてある。なんか動かないものを無理矢理強引に動かす位の方が海外のワイルドデカバスはお好みのようです…。
ちなみにメキシコで大活躍していたリップライザー130EXPORT MODEL(チューン用スイッシャー付属)は今秋のみ出荷の完全限定版で、来期追加生産はしない予定なので、欲しい人はお早めに入手することをお勧めします。

ナベが嬉しそうにリッピングで使っていたのがRR130。
メキシコではこれでも小さく感じてしまいました。
限定輸出用特注品で、国内販売は今季限りです。

 

 

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