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K.imae Today's Tips 2143『エアリアル30周年記念モデル公式発表』

苦節3年、ようやく納得が行く形でエアリアルを復刻する事ができた。

その公式発表が本日、エバーグリーン公式HPで公開されました。

正式な発売時期、価格、限定生産のための受注開始期間の詳細などが発表されています。


https://www.evergreen-fishing.com/news_html/inspire_30th.php

















復活まで3年の月日を費やしたにもかかわらず、

復活に成功したのはエアリアル、スーパーエアリアルの僅か2機種。

30周年記念といいながら、
ソリッドエアリアル、ウルトラエアリアルの4機種は未だ見通しすら付かず…。

それほど、あのフィーリングを現代に通用する性能で復活させるのは至難の技なのです。

独特のダルさと甘さを持ったオールドカーボン、そして元祖インスパイアの
象徴でもある今やピュアカーボンの30倍もの価格になったボロン。

ボロンゆえの強さと、20数年前のグラスチックなやや脂肪の乗ったカーボンの
ハイブリッドゆえに出来たエアリアル独特の甘辛いブランクス。

それを再現するために、最終的に中弾性カーボンにマイクロピッチボロンと
一部T1100Gまでコンポジット、グリップ内部には緩衝材としてグラス繊維まで組み込む、

最難関の手法を最終的に選択する事に。

開発担当も自分も、まさかここまで再現が困難とは思わなかったのが本音です。

ある意味、オールドエアリアルの再現は究極の最先端技術をもってして尚、
あのフィーリングは20数年前の素材ゆえの奇跡のアクションと言えるものでした。
















その苦難の道のりの結果、エアリアル、そしてスーパーエアリアルの2本だけが、
30周年ギリギリになって完成を見ました。

開幕戦野村ダムでも主力となったスーパーエアリアル。
















そして、第2戦霞ヶ浦では、IXIでの2本を除く、
全てのバスを仕留めたのもスーパーエアリアル。

スーパーエアリアルならではの
ソリッドティップ並みのしなやかさを持つ独特のベントカーブは健在。

そして同時に霞ヶ浦のキロアップにも全く動じないバットパワー。

この試合結果がスーパーエアリアルにOKを出す最終テストになりました。

いつの間にか、スーパーエアリアルは既に絶対不可欠な、
スーパーな自分の右腕になっています。















そして、迎えた第3戦七色ダム。

初日、2日目と大苦戦をするものの、エアリアルのバックアップで窮地を脱出。

スーパーよりスポット攻め重視のエアリアル独特のベントカーブ、
リズミカルなスラッグシェイクが完璧に再現できたと確信した試合でした。
















そしてエアリアル・レジェンドで何より特徴的な事は、その超ショートグリップ。

体の正面軸で構えた時、リアが身体に触れるのを防ぐことで
手首の自由度を最大限活かす意図があります。

特に名古屋調法的「縦振りミドスト」を長時間規則正しく維持し、
柔らかで大きな縦振幅を生み出すための特殊グリップ設計です。

その超ショートグリップ化により、スーパーエアリアルは従来の66から63に短くなっ
ていますが、 実質ブランクス長は旧エアリアルと同じ長さです。

また、超ショート化によるヘッドヘビー感を極力緩和するボロンバットと
グラスのグリップ内配置や、小径ながらステン、チタンをミックスさせた
極めて特殊なガイドセッティングが、ブランクスの個性と相まって、
あのエアリアル独特の、力の抜けたダルダルシェイクを忠実に再現させています。

後日、設計詳細がEG公式WEBにて発表されるので参考にしてください。


まずは概要速報でした。






 

 

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