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頑張れオールドルーキー!現在ランキング7位&初出演オカッパリムービー上映の巻

初経験の野尻湖で初日3位に入ったヨシヒロ。
最終18位に終わったが年間総合は7位を堅守。


背中で人生を語れるようになったらオッサンですな・・・。
オールドルーキーの挑戦、
皆さんも応援してやってください!

いやはや全く、アイバーソンの野尻湖メジャー5連覇には本当に驚いた。かつて過去には私も琵琶湖メジャー4戦連続優勝までの経験はあるが、技術力も情報力も桁違いのこの時代に、同一湖5連覇はまさに空前の奇跡的偉業と言ってもいいだろう。それがどれほど難しく、どれほどの強大なプレッシャーだったかは誰よりも知っているつもりだ。その条件下でなおも優勝したアイバーソンの努力と執念に心から敬意を表したい。彼ほど練習をし、彼ほど明確な目的意識、プロ意識を持った「若手」は今のトップ50には一人も見当たらない。この5連覇のために費やした彼の練習量は他のプロの及ぶところではない。ただでさえのずば抜けたセンスを持ったアイバーソンがずっと野尻湖に篭り、とてつもない量の練習をしている以上、最低でも他のプロがそれ以上に練習をしなければ勝てるはずもないだろう。ましてや経験の少ない若手はその次点で既に負けている。

今のアイバーソンに勝つためには、
最低、彼より練習することだ。
かつてのトーナメント全盛時代、今のアイバーソンのような気迫と執念をもった若手プロは数年に何人かは必ず出てきた。「死にもの狂い」、そんな言葉は今の若者にはカッコ悪い姿なのかもしれないが、かつてはそんな殺気立った連中がJBにはゴロゴロいた。そして彼らが新しい時代を盛り上げてきた。今のTOP50ではその筆頭、いや唯一とも言える存在がアイバーソンだろう。

深江君以来、久々に本物のプロらしいプロになってきたアイバーソン。
将来、若手プロアングラーとして生計を立てることの出来る唯一の存在かもしれない。
逆にそれだけ私から見て今の若手プロは練習、執念、気迫、そして何よりもバスフィッシングに全てを賭けるプロアングラーとしての姿勢に物足りなさを感ぜずにいられない。その緊張感や殺気のなさ、趣味の延長のような甘えがファンやメディアのトーナメント離れを助長し、トーナメントプロとメディアプロとの境界線が再び曖昧になろうとしてきている。そんな中で、アイバーソンのトーナメントプロとして目標達成、ステイタス獲得への迷いないハングリーな姿勢に本物のプロ意識を感じた。
昨年、アイバーソンにエリート5の連覇を阻まれ、それ以来、万全の準備をしていたにもかかわらず全力で戦えていないことが悔しくてならない。この悔しさを糧に、もう一度闘志を強く、新たにしてくれたプロアングラー相羽に感謝したい。

エリート5、
2日間トータル僅か10g差で追いつかなかった阿部、
20gで逆転された私、この僅かな差をものした相羽、
それが全てを賭けている彼の気持ちの強さの差だと思う。
さてさて、今回もイマカツTOPチームはなんともイマイチな成績…。まあ、本当は自分が一番ふがいないのだが…。
ただ、イマカツTOPチームでただ一人、幼馴染でありバス釣の師匠でもあるオールドルーキー、ヨシヒロが、その年齢にもかかわらず、人生をかけて必死の頑張りを見せている。その姿は、試合を見た誰の目にも明らかなようで、いろいろな方面からヨシヒロの試合に対する真摯な姿勢、スポーツマンらしい態度に熱い応援のメッセージが届き始めた。初めてヨシヒロが私の元にプロになりたいと尋ねてきたときは、冷やかし程度にしか考えていなかったが、其の時の約束どおり霞ヶ浦チャンピオンとなり、今こうして3戦が終了した現在、TOP50ランキング暫定7位と言う、まだトップを狙える位置に付けている。
私がヨシヒロに出した次の課題は、TOP50参戦初年度でTOP50チャンピオン獲得、最低ラインがTOP5入りである。

とても霞シリーズチャンピオンになれるとは思わなかった。
そしてトップ50ベスト5に入れるなんてとても思ってもいなかったが・・・
遅れてきたオールドルーキー。今、夢の真っ只中だ。
現実的に考えればブランク20数年、プロキャリア僅か4年のヨシヒロに、このノルマはどうみても無謀極まりない要求だろう。しかし、既に齢40を超えたヨシヒロに残されたチャンスは少ない。バスフィッシングを生活の糧として本物のプロアングラーとして生きていくのか、それとも「トーナメント」「バスフィッシング」を趣味として人生の楽しみにとどめ、生活の糧を別の仕事に求めるのか。35歳を過ぎた大の大人が、「趣味」としてトップ50プロを続けるにはよほど既に金銭的余裕と暇があるか、人生を棒に振る覚悟が必要だろう。ヨシヒロの今後の人生のためにも、決断しなければならない時は近い。

中年になっても変わらぬあの頃の風景。ただ、現実厳しい。
釣りで生計を立てることは人生を賭けた冒険だ。
ヨシヒロがオールドルーキーとして、プロアングラーとして独り立ちできるか否か、泣いても笑ってもそれは今年の11月に結果は出る。冷酷なようだが、力無き者を食わせていってやれるだけの余裕は今のバス業界にはない。

東京から夕方ついて、翌日夕方には帰る強行ロケでしたが、
今回は完全に主役を持ってかれました。
改めて気迫の大切さを痛感した1日だった。
人生の転換期となるチャンスはそうそうあるものではない。しかし同時にチャンスは平等に訪れる。そのチャンスが目の前に訪れた時、迷わず掴み獲る勇気と決断が出来るか否か、それに向かって一心不乱に突き進めるか、そこで結果は大きく変わる。そのチャンスは決して長くはない。誰にも人生を賭けたくても賭けることの出来ない理由や事情はある。しかし、人は誰かが必死に目標に向かって努力する姿に、意志の強さに感動を覚え、共感し、そこから思いもかけない出会いや偶然が生まれ、結果、人生を変えることもある。だからこそ必ずしも結果が全てではないのだ。
私の好きな言葉に「人事を尽くして天命を待つ」と言う言葉がある。今やれることを精一杯、これが本当に自分の限界だと言うところまでやって初めて、その人の天命が何かを知ることが出来るのだろう。

しっかしリップライザーはよく釣れます。
オカッパリでも大活躍でした。使い方は巻くだけです。
ということで、今回から2回連続、イマカツ&ヨシヒロW出演のイマカツ・ザ・ムービー「香川府中湖オカッパリ編」上映です。オールドルーキー、ヨシヒロの人柄をぜひ見てやってください。ジャバロン&リップライザー、相変わらずの大活躍です!


府中湖オカッパリ編・前編

 

 

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