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イマカツ・ザ・ムービー東播野池アベヤンマ&RR攻略編オンエアの巻

今号のバスワールドTSRは和歌山県・合川ダム。
レンタルボート完備の美しく涼しげな景色は最高でした。
50アップ7本は琵琶湖を除く取材記録です。

今号のバスワールドTSRミニバカラック状態に続き、
次回TSRも再びミニバカラックに!!


ようやく暑さも一段落したようにも感じる今日この頃だが、しかしまあ最近の今年の暑さは厳しかった。実際、8月の史上最高温記録40.8度を更新(40.9度)、107箇所で各地の最高気温記録が更新された。この暑さのためか世界陸上を見ていても、人並みはずれた練習で鍛え上げられた陸上の一流選手たちですら、次々と筋肉の痙攣や足が攣ってしまい予想外の結果に終わっている。高校野球でも今年は熱中症でリタイヤする選手が続発していた。この日のために来る日も来る日も練習し続け、体力、精神力とも並外れているはずなのに、桧舞台での彼らの無念を思うと人ごととは思えないほど胸が痛む。それ程までに今年の夏は気温湿度ともに過酷ということなのだろう。

猛暑につき物なのが突然の激雷雨。
雨はいいですが、雷は超要注意!
昨年、すぐ目の前に落ちて木が炎上したことも・・・。
実は先日もTSRロケに出かけていたのだが、これまたピーカン猛暑&突然の激雷雨の目まぐるしい天候。レインコートを着ては脱いでの繰り返しで、ロケ中、ずっと体の筋肉の攣りが激しく、最後に激しく腰を痛めてしまった。おかげで現在かなり最悪…。鍛え上げられたアスリートでさえダウンする今年の猛暑、病み上がりの中年に無理は禁物だと改めて思い知らされてしまった。
しかし、後日詳しく報告するが、痛い目にあった今回のロケも結果的には大成功。今月号のバスワールドTSR驚愕の結果に引き続き、またしてもバクラトスイマーで54cmオーバー2本を含め50楽勝UP3本、リップライザーでこれまた50UP1本、ジャバハード&バクラトで45UP無限釣りという、再び「そのまんま黒帯ミニバカラック」状態になってしまった。ちなみに前回同様、タックルまでが全てバカラックと一緒。

日本でこんな事になったのは何年ぶり?
2日目はバカラック同様、テーピング武装でした・・・。
それにしてもメキシコで開眼したバクラトスイマー(新型ジグヘッド式スイムベイト)の威力は本当に目を見張るものがある。
ジグヘッド型スイムベイトといえば4年ほど前にビッグベイトブームと共にいろいろな種類が輸入されていたが、まったくといっていいほど売れずワゴンいきの末、消滅。
しかし、バカラック釣行以後、私的には今一番興味のあるカテゴリーとなったため、各ショップを今更ながら探しまくっているのだが、逆に極めて入手困難ルアーになっている。それほど日本では人気がないスイムベイトの一種だ。その最大の原因は日本のフィールド的特徴やバスのサイズに対し、重過ぎることや、アクションが地味、掛ってもバレやすい等もあるが、一番は剥き出しのフックが「すぐ根がかりしやすい」事にあったと思う。

一時はどこにでもあったキャスティークのジグヘッド型スイムベイト。
一部の海外では今もこちらが主流かもしれない。
結構、トローリングなどで使われることが多い。
こちらもキャスティークのジグヘッド型スイムベイト。
最近ではショップでの購入は至難の業。
当時、ジャバロン開発時に一番気になって試行錯誤して使っていたのがテキサスリグっぽい「ミッションフィッシュ」だったが、あまりのフッキングの難しさに閉口してしまった。

根がかりを回避したミッションフィッシュ。ただしジグヘッド型ではなくウエイト内臓ライン貫通式でフックは普通のテキサスリグスタイル。
そしてブームも去り数年が経ち、これらのルアーも記憶の隅に押しやられていたが、今年1月メキシコに渡り、現地のガイドやビッグバスハンター達とのコミュニケーションを通じて改めて気になり始めたのが「ジグヘッド型スイムベイト」である。そして今年2度目のメキシコ釣行では「フローティングジャークベイト」「メキシカンジグヘッドワッキー」そして「ジグヘッドスイムベイト」がまさに私にとって革命的な3大衝撃トピックスとなった。

バカラックのガイド全員が使っていたワイルドアイスイムベイト。
フックが大きくバレが少ないほか、いろいろこれにしかない納得の理由があった。
海外のネイティブガイドは本当にそこで釣れる最善のものしか使わない。
これが現地のシークレットリグ、メキシカンワッキー。
これをPE50ポンドで使う。ヤマセンコーのように見えるが実はそっくりサンで、ソルトが少なく丈夫だからという単純な理由でガイド達はこれを選んでいた。
現在もこの3つの衝撃と経験を元にまだ更なる水面下の極秘開発が続いているが、フローティングジャーベイトはリップライザーという形で完成し、ラブフィッシュでもジャバロン初登場時に匹敵するほど驚異的な結果を出し続けている。


そしてもう一つが今月のバスワールド本誌で公式に初公開となった「バクラトスイマー」だが、重要なパテント申請上、核心や使い方のノウハウについてはもう暫く詳しくは書けない部分が多い。しかし、このバクラトスイマーは史上稀に見るほどヤバい超破壊力を持つ、場所を選ばないマルチユース・スイムベイトになる可能性が極めて高い。

新型ジグヘッド式スイムベイト、バクラトスイマー。
バクラトとはバカラックの正式名称。ジグヘッドスタイルにしかできない重大なキモがある。
事実、このルアーは夏のド定番、バックウォーターはもちろん、岩盤や立ち木で、ヘビーカバーで、そしてディープのブレイクやフラットでも、自分すら信じられないほどの驚愕の釣果で全てを語っている。

ガチガチに測っても56cmオーバー。
舌は普通だったが、口が小さいのはどうやらノーザン・スポッテッドバスの血統か。
こちらの53cmは口がでかかった。
いずれにせよ、バクラトは強烈過ぎるくらい強烈に効いた。
この釣行はDVDとしても全て完璧に収録済みで、その使用法、キモに関してはいずれ明らかにするが、メジャーレイクで50アップがこんなに釣れていいの?と怖くなるほどの結果だ。現在、合わせてアメリカやメキシコのジグヘッドスイムベイトの歴史や背景もDEEPに調査中。とりあえずは「黒帯復活のバカラック後編」を見てもらえれば、その秘密と使いこなし方、凄まじい破壊力の一部は解って貰えると思う。しかし、調査するほどにまだまだ知らないことがいっぱい出てきそうな匂いがプンプンとして、とても楽しみなカテゴリーである。正直な話、せめて今年いっぱい位は一人でおいしい思いをしたいというのが本音であります…。

岩盤で出た51cmはフロリダ血統のような見事な体型だった。岩盤割れ目にフォーリングで一撃。
口が小さく尾びれの長いフラットでの51cm。
これは完全なスイミングで喰ってきた。
さて、ということで最新の秘密兵器は内緒で散々自分だけで使いたいのがホントの本音。まあ、それを誰よりも早く見つけて解り易く伝えるのが釣りでご飯を食べさせて頂いているプロアングラーの仕事なのですが、風神スパイダーしかり、フローティングジャーベイトしかり、キモと使い方さえ理解(見て)してしまえば誰もが結構、簡単に釣れてしまうところが少し複雑…。今回はそんな虫系アベヤンマと、リップライザーの野池での使いこなし方、アクションの方法を2本立てイマカツ・ザ・ムービーでお届けします。


アベヤンマ野池編



リップライザー野池編



「エッ!!リッピングってそんなにソフトなの???」って感じるかもしれませんが、下手なジャーキング、休むに似たり、よ〜くご覧になって力まず気楽に試してください。リップライザーって実はトップ?それともシャロークランク??。


前編はアベヤントレーラー、PEパワーフィネス編です。

後編はリップライザー野池ソフトリッピング編です。

 

 

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