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キラービルのカラー選択基準の巻
今月24日前後、キラービルの新色が追加発売されます。今回はイマカツ流、カラーセレクトの基本を紹介しよう。

新たにラインナップされる新色はライトニングブルー、アルミナ鮎、フリッカーマットシルバー、ゴールド・アルミナ・ハスホットタイガー、マットレッドホットタイガー、ニジっ子、ハスっ子。ただし、順次出荷されますので一斉ではありません。

ライトニングブルー
まずライトニングブルーは私の最高にお気に入りカラー、クリア、マッディーを問わずどこでも使える上に、色覚変化が強いのにどんな水にもなじむスケルトンの代表色。絶対にタックルボックスから外れない色。もともとはビルノーマン・リトルNに25年ほど前ラインナップされたが何故かすぐ廃盤になって、内臓プレートがシルバーになってしまったカラー。私にとってバス釣りを覚えたての頃、東条湖、一庫ダムでこれ以上に釣れたディープクランクとカラーはなかった。プロになってからも必死で探したがとうとう入手できず。その思い入れからインスパイアー、そしてイマカツの各ルアーに絶対定番として入れてる。とにかく問答無用で釣れる色。特に春は最強。

フリッカーマットシルバー
ライトニングブルーと並ぶ、タックルボックス常備組みの双極。クリアウォーターではまず基本となるカラーで、目立ちながら溶け込むというのが狙い。美しく透明すぎるのではなく、敢えて膨張効果を狙ったマット&くすんだ感じがこの色の意図した特徴。これによって濁りでも時として最高に効くことがある。イメージは白魚。極端な話、この2色で全てカバーできる。

ゴールド・アルミナ・ハス
ゴールドカラーは何故か夕方に効く気がする。マットシルバーは朝が良いように思う。ゴールドは関西ではあまり使わないが、関東圏の湖では必携。霞、北浦、高滝など浅くて激ニゴリでは非常に強い。地味だが安定力は高い。また何故か釣れないときほど、貴重な一匹を釣ってくれるカラーでもある。根拠はないが超低水温に強い気がする。私は特に好きでもないが、金/赤腹が最高という人も多い。基本的に私は金よりシルバー党なので…。


アルミナ鮎
個人的にはアルミナハスと共にすごく好きな色。一番手堅くつれるような気がする。私が反射板系ではなくクローム系を使うときって言うのは、プレッシャーがさほど高くなく、大型レイクでバスのサイズがでかいとき。要は存在感をはっきりと出して、バスにルアーを見つけさせたいとき。見つかりやすく本物っぽいと言うイメージ。クローム系はプライベートでは好んで使うが、トーナメントのとき使うことが少ない。1発狙いって感じ。


ホットタイガー
これまた絶対定番。色調変化が大きく存在感も最大。やはり濁った水で強いが、ステインのキツイ緑濁り、黒っぽい濁り、日没寸前のようなローライトで特に強い気がする。またディープのドラッギングなど、バスがどこにいるか見つけ難い時に使う。エリアが絞れたらライトニングブルーに代える事が多い。ブルーチャートは更にニゴリがきついときに使う。


レッドホットタイガー
これは私のオリジナルカラーで、2001年遠賀川でぶっちぎった時に生まれた遠賀川カラー。色調変化は最強クラス、存在感も高い。イメージはザリガニとベイトのダブルイメージ。特に水の色が赤茶色の水系では圧倒的に強い。同じ濁りでもグラスエリアでホットタイガーなら、ロックエリア、ウッドカバーでマットレッドホットって感じ。


ニジっ子
まさに虹鱒の子供カラー。スイムベイトを意識している。虹鱒の放流が多い湖で使うためのダズラーカラー。全体に淡く塗装し、透明感を強調し、弱弱しい感じを出した。基本はジンクリアウォーター用。スレた湖やハイプレッシャーの中で使うために作った。この中では最もナチュラルなベイトを意識したカラー。


ハスっ子
シリーズの中では最小シルエット、最弱インパクト。光って消えるゴースト効果によるリアクションを狙ったトリックカラー。クリア晴天、タフの状況でよりバスにルアーを見切られないように、高速で使うことを意識しているカラー。自分で
トゥイッチしていても、ギラっと見えたかと思うと、瞬時に消えるような明滅が非常に強い。
ニジっ子、ハスっ子は共に敢えて全体の発色を薄く仕上げてある。

あと、カラーは好き好きってのもある。好きな色が釣れる色でもある。基本的には明るい色と地味な色の2パターン持っていれば何とかなる。毎回いろんな変態色を塗っては実釣チャレンジしているが、自分の好みの色からなかなか脱出できません。また今度、キースにでも聞いてみますのでお楽しみに。

 

 

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