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元祖「蛇or 鰻」系ジョイントベイト誕生の巻

今年の1月、ワタナベが私から奪って、65cm11ポンドを釣ってしまったジャバロンハード・アバロンの現物。
あの事件以来、ジャバハードを改造しまくっている
今日この頃です。

全く幸せそうなお方です・・・
社長に渾身のトドメを入れた1発。
近日黒帯SPにて公開!


水面波動系、アゴ系?、S字系にI字系…ビッグバドに始まって以来、〜系にも色々あるが、この春からイマカツが一番注目してきたのが実は「蛇系」、というか「鰻系」??。
と言うのも、実は数年前、ごく一部の水面マニアの間で、ある変なワームの噂が密かに囁かれていた。それが実は写真のワームで、なんと鰻にリップ状の顎がついた変り種…。しかし、このワームにオフセットフックをつけ、水面をゆっくり引くと、ビッグベイトに無反応だった所でもワラワラとバスが沸いてでて来ると言う噂だった。

数年前、密かに相当な話題になった元祖?鰻系表層ワーム。確かに動きは鰻か蛇・・・しかしセッティング難しすぎ・・・。
上は悪戦苦闘した改造の結果・・・飛ばない上に、フッキングせず・・・。
その噂の真偽を確かめるべく、私も大量にこのワームを買いあさり、そして密かにテストをしてみたのだ。実際、確かにバスは驚くほど沸いてきた。それは本当に驚きだった。しかし、それ以上に驚きは「なんてセッティングの難しいワームやねん…」の一言、試行錯誤の末、奇跡的に上手くセットできても、お次は風があると「全く飛ばない」…。何とかならないかと、挙句にはBTカップを利用し、フローティングヘッドまで作ってみたが、更に飛ばなくなった上、最後はほとんどフッキングせず…。非常に魅力的な動きだったが、実戦向きではないとの結論からお蔵入りが決定してしまった経緯がある。他の有名アングラーもこのワームの独特の動きには何人かが気が付いたようで、応用しようと試行錯誤していた気配はあった。

当時はサルモスライダーか鰻ワームかと、密かにギョーカイでは注目されていたが、
サルモはS字系へ、そして鰻ワームはジャバロンハード改?へと進化した??。
バスはたぶん蛇や鰻系の動きが好きなのは間違いない。昔、池原や七色に通っていたころ、水面を泳ぐ蛇を追いかけるビッグバスの群れを何度か見ている。また、鰻の多い野尻湖では、ほとんどのTOP50プロは、ビッグバスが鰻を食おうと執拗に追い掛け回している姿を幾度か見ているはずだ。かのフロリダでも、ダグおじさんの蛇頭ロングワームは有名だ。理由は定かではないが、どうもバスはヌルヌルクネクネした実態の定まらない動きに好奇心をあおられるようだ。しかし、それ以来はこのワームのことなど忘れ去っていたのだが、ひょんなことからジャバロンハードの動きがあまりに艶かしいので、「ジャバスティック5インチ」を切り、ナンチャッテ8関節と、半分冗談で尻尾に付けてみた。

歴戦の勇者
「ジャバスティックテール改ジャバハード(ながっ・・・)」。
もう何匹釣ったか判らないほどボロボロ。
殿堂入りの一品です。
するとなんとこれが瓢箪から駒、その動きはまさに蛇か鰻か、目からウロコって感じですこぶる新鮮&衝撃的。たまたまメキシコに行く直前だったので、フージーに白の専用テールを10本ほど作ってもらってバカラックへと旅立った。よもやこの「蛇系」ジャバハード改が思いもよらぬ結果を残すとは露知らず…。その驚きの顛末はまもなく、衝撃的な映像と共に実際にお見せできると思う。

もう一つのジャバロンハード、その衝撃的映像と重大な秘密は近日公開です!
ということでメキシコから帰国してすぐ癌告知をされてしまったが、それでも気力を振り絞って早春の湯原湖へTSRの強行取材へ。本心では今後の先行きが不透明すぎたので、一刻も早く、体が動くうちに衝撃の「蛇系」を日本で試しておきたかったのも事実だ。
しかし、中国山脈の寒冷地にある湯原湖は4月末でも水温は10度強、バックウォーターにいたっては5〜8度…水面直下系ではまず無理と誰もが思ったはずだった。それでもやっぱりバスは鰻好き?

難しい湯原ダムTSRでの価値ある一本。
水温10度でも表層へ出てきた。
やはりこの「蛇」系の動きには何か違う要素がありそうだ。
それ以来、ますます「蛇系」にハマってしまい、挙句の果てにとうとう現在、ジャバロンハードはジャバスティックバージョンから更に動きの激しいプラスティックジョイントの12連結仕様に進化、今現在も更に改良を加えられている。

こちらが最新の12関節仕様のトグロ系ジャバロンハード改。
ワームの何倍もフレキシブル。
デッドスティッキングではトグロを巻くようなエグい動きが・・・。
この通称「ボーンテール」には専用アタッチメントがあるため、ジャバロンを初め、バズマグ、バズビル、パワービル、無理をすればジンガにも装着可能。
驚異の蛇系ファミリーが揃いつつある。特にパワービル、バズビルは素晴らしく、鰻や蛇と言うよりまさに「バチ抜け」の浮遊ゴカイ?そのもの…。

バズビルやパワービルにも付けられるアタッチメントも開発。バズビルやパワービルの動きはまさにバチ抜けそのもの。
ひょっとしたらシーバスにも効くかも。
どっからどう見てもプラグに全く見えない驚異的アクションになってしまった。本当にこれは素晴らしい、今までにない動きなので、なんとか8月中にはアタッチメントと共にオプションパーツとして登場させたいと思っている。それまでは7月下旬にはジャバスティック5インチパールホワイトが登場するのでチューンがお好きな方はいじってみてください。


只今最終進化中、また少し違った形になっているかも・・・・
ジャバード「蛇」系多関節軟体ベイト。
その動きはまだバスが見たことのない動きなのだろうか?

 

 

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