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久しぶりの野池は熱かった…の巻
何年ぶりかの野池オカッパリ取材。リハビリには一番いいかも・・・。

なんとか無事、術後初の実釣り取材は成功したが、結果以上に2日間、湖に浮き続けられた事がなによりだった。途中でボートを降りたくなったらどうしようかと考えていたが、逆に1日があっという間に終わってしまった。やっぱり「釣りだけ」している時が一番幸せです。
さて、TSR実釣取材ではRIP RIZERが日本のフィールドでも海外同様、十分な威力を発揮してくれたことに安心したが、実はその本来の底力を目の当たりにさせられたのは、この取材直後、リハビリを兼ねたルアマガの半日取材で、本当に超久しぶりに岡山の野池を訪れたときだった。

ジライヤはフロッグと言うより、
デカ虫感覚か浮くラバージグ感覚。
激しいリリーパッドでなければ普通のジグタックルで十分使える。
当初は、足腰のリハビリを兼ねて歩くことを目的に、まあジライヤで1〜2匹釣れたらラッキー、小さなバスでもあくまで復活のためのリハビリ野池と言うことで気楽で小さな取材のつもりだった。ところが結果的には嬉しい誤算で、急遽、カラー増ページの本格実釣記事になってしまった。

野池のバスはピンクのエロガエルがお好き?
オープンでもジライヤは強い。
ラッキーなことにいきなりジライヤで48cmクラスを仕留めた。ガンスリ&フロロでも普通にフッキングしてくれるのがありがたい。まるでベイトで使える風神スパイダーか、浮くラバージグ感覚だ。そしてブラッシュシティガーに付いていたアベヤンマであっさり50アップ、取材終了…。

アベヤンマであっさり50アップ捕獲。
フックが太いのでPE&ブラッシュでも安心。
TSRに続き今回も奇跡的にあっさり決着が付いてしまったので、今度はヒシモのない池へ。まずはお気にいりのIS-100でトライ。この池は結構浅く紅茶色の水色の野池で、シャロークランクもすぐに底に掻いてしまう。動きが強いのに柔らかで、しかもボトムのゴミを拾いにくいワインドリップのIS-100はこの手の野池にとてもマッチしていたからだ。このIS-100はワインドリップのくせにバイブレーション級に飛ぶのもお気に入りの理由だ。そしてラッキーにも40cm前後が連発。リハビリ取材としてはもう十分過ぎる結果。

お気に入りのIS-100で40cmクラスがポンポンと癒してくれました。ホンマによく飛ぶ。
そこで、後はのんびり完成したハイフロートのリップライザー11cmを野池で試してみることに…。ちょっと野池には大きいかなと半分期待せずに試したのだが、ところがこれまた嬉しい大誤算、1尾のバスが絵に描いたようにバイトしてきた途端、なんと池全体のバスに捕食スイッチが入ってしまったかのように、42〜50cmが怒涛のラッシュ!!。その凄まじさたるや、水面直下までユラユラ浮上し、水面に出る寸前にミノーに慌てて襲いかかるビッグバスの大口が開く瞬間までが望遠カメラで撮影できるほどの大興奮水面直下バイト連発。まるでバカラックの灌水ブッシュから、RIP RIZERが55アップ連発をさせるシーンを髣髴させるミニ?バカラック状態になってしまった。

でかい口・・・。
口が開く瞬間を望遠カメラで捉えることができるほど、
スローモーションのように出てきてハーモニカバイト。
まずリッピング後、水面に向かってリップライザーが頭を振りながら浮上してくるとその後ろに、黒い影が一緒に浮き上がってくる。次に水面にミノーが出た瞬間、「チュポッ!!」「ライズリング(波紋)&サウンド」が水面に起きるよう再びリッピングでスライドダイブさせと、バスは慌てて次の浮上で水面ギリギリまで付いてくる。これをじらすように目で確認しながら2〜5回繰り返すと、ほとんどのバスは耐え切れないかのように水面浮上寸前のRIP RIZER110を「ハーモニカ喰い」!!まさに食物連鎖、水面の虫をチュパチュパする小魚が襲われた姿に、一気にスイッチが入ったバスたちはパニック状態。次から次へと釣れ続いた。

信じられないくらいのスイッチ・オン状態・・・リップライザー、激ハマりにハマってしまいました。
少し浮上するライザーアクションにスレてきて賢くなってくると、今度は水面浮上寸前にリッピングを2回連続で行い、水面から見えないところまでリップライザーを潜らせると、今度はルアーが視界から見えなくなった瞬間、ひったくるように更に喰い続けた。しかも全部、デカいのだ。

このサイズがなんと5連発!!
揃ってお見舞いに来てくれたのかな?。ありがとう。
後で考えてみれば、その野池はオーバーハングが多く、バイトが集中したのはオーバーハング下のレイダウンの一番深い側だった。恐らく其処はオーバーハングからの虫が落ちる場所で、それを小魚が食べ、その小魚が捕食に夢中になっている姿にバスが刺激されるのだろう。普通のアングラーならまず、そのレイダウンへの最初のアプローチはラバージグかテキサスだろう。しかし、この方法はあまりにも当たり前、いまやそれで釣れてくれるバスはよほどプレッシャーが無い時だけだ。しかし、このライザーミノーイングはバスのスクールのスイッチを入れてしまう。何度も言うが、「見切られない絶妙の浮上スピードと姿勢、そして水面に対しボディーではなく、頭を左右に振るように浮上する動き」そして「ワンジャーク60cm前後の超短距離でどれだけ軽く、ハイピッチで数多く回転するか」、これこそがリップライザーだけが持つハイフローティングミノーの命だ。

只今、生産中、もうちと待ってちょーだい♪。
定番確定級絶対的自信作!!
最後にシークレットの1つ明かしておこう。ベイトフィッシュに似せたリアルカラーが当たり前の日本のジャークベイトに対し、ライザーフローティングミノーのキモは「人からの視覚」だ。よってカラーは背中の視認性が極めて高い「ハイビズ(HI-VISIBLEの略)」と呼ばれる「パールホワイトバック」が最強になる。リップライザーは「ただ巻き」に強いフラッシュモデルと、背中に「ハイビズ・バイトマーカー」が施された準ナチュラルモデルが標準ラインナップされる。これは濁りに対するチャートやピンク系とは違い、しっかりルアーを上から見たい人間側の視覚と、ルアーを見上げる形になるバスの視覚に合わせた背と腹で相反するカラーリングなのだ。フローティング・ライザーテクニックの使い方の本質がわかっていればこのハイビズ・バイトマーカーは最初からラインナップされているのが常識だ。

これがハイビズ・バイトマーカー。
これが水中でフッと消えたらフッキング。
インジケーターです。
しかし、まだ実際にはこのフローティングミノーのリップライザーテクニックがイマイチ、ピンと来ない人のほうが多いだろう。また、リッピングと言うと難しそうに思う人も多いだろう。だが、実はこのテクニックはリップライザーであれば、誰もが一瞬で超簡単にマスターでき、同時にフローティングミノーの本質を理解できる裏操作法がある。
これは「RIP RIZER110」発売同時にここで紹介しよう。それまで内緒!!


久々のオカッパリは最高のリハビリになりました。
暑くて熱い野池の1日でした。

前座バスはルアニュー持ちで。
詳しくは25日発売のルアマガにて!

 

 

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