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水面革命…予定外の秘密兵器発表?の巻
予定が完全に狂ってしまった今月のルアマガガレージニュース。
バタフライフロッグは特集ページにメインで登場。スクープ雑誌は怖い・・・。

2月中旬、ルアマガから来月、ある特集を組むので「雷神ジライヤ」を送って欲しいと電話が入った。その内容を聞いて驚いた。まだ3月25日発売号なのに、なんと季節はずれの?フロッグ特集…正直、これには参った。普通、フロッグ特集は夏前じゃないの??。内容を聞くとフロッグブーム一番乗りを狙った海外モノを含めての特集企画らしい。
雷神ジライヤは4月発売が既に確定しているので本来なら何の問題もないのだが、実はこのジライヤには同い年の秘蔵の隠し子?がいたから厄介なことになった…。

ジライヤと同い年の隠し子「バタフライフロッグ」。
ジライヤはバグ系だが、バタフライフロッグは純粋にカエル。
もう既にルアマガで発表になったので隠しても仕方がないのだが、その名も「バタフライフロッグ」。もう瞬時に昨年のイマカツ2006・コンセプションDVDを見た人はピンと来たと思う。そう、その隠し玉とは「浮くバタフライクロー」すなわち「フロッグボディーを持つバタフライクロー」である

昨年大活躍してくれたバタフライクロー(バークレー)。
2006コンセプションDVDでは水面をバズベイトのように走らせていたが、止めて誘えたらもっと凄いのにと考えていた。
こいつはジライヤ完成のときに既にほぼ完成プロトはほぼ出来上がっていた。計画では昨年ルアマガ11月25日発売号で業界初スクープされたアームドバグ系フロッグである雷神ジライヤを4月にデビューさせ、次に07年6月末頃、さらにフロッグの隠し玉サプライズを狙っていた秘蔵っ子だったのである。

スローに引いてもバタフロは腹部にウエイトがある分、非常に安定してバズベイトのように飛沫を上げる。
スナッグレス能力はファーストムービング最強。
雷神ジライヤ共にFマーク取得予定。
それがルアマガのフロッグ特集がまさかこんな早春に…。完全な想定外。万が一にも似たようなコンセプトのフロッグが特集にスクープ登場してしまったら、05年秋のバタフライクローサンプリング時から考えていた秘蔵っ子、「バタフロ」は不名誉な二番煎じにされてしまうかもしれない。本来はジライヤ同様、真似されないように完成ギリギリまで公式発表は絶対極秘予定だった。毎月25日は各雑誌社のスクープ記事で、他メーカーに似たようなコンセプトのルアーがスッパ抜かれていないかドキドキハラハラ…ルアマガは本当に心臓に悪い。

グラビンバズよりランダムでアピール力抜群。
バタフライクロー以上にデカいのでプラグ並みの集魚力。
止めて浮かせると、脚がゆらゆら・・・。
発想の元は沈まない、ゆっくり引けるホーニートードです。
このバタフライフロッグ、狙いは簡単。琵琶湖の分厚いグラスマットのインサイド、ボートもターンした水も入れないオープンウォーターの聖域をバズベイトのようにアップテンポに探り、ここぞと言うエッジやホールでポカンと浮かべる。風神スパイダーの親戚で雷神ジライヤが「静のフロッグ(私はバグと呼んでいる)」なら、バタフライフロッグはまさに広範囲を一気に探れて、止めて浮かせて食わせられる間を持つ「動のフロッグ」。
バタフライクローの威力を水面で…その狙いが形になった、これまたフロッグジャンル世界初のルアーだろう。

こちらは4月発売の雷神ジライヤ。
オープンウォーターでこの波紋を出せるフロッグ(バグ)は
他にはない。
予定外に早いデビューになってしまったが、既にほぼ量産完成形。今年の夏は「静のジライヤ」と「動のバタフロ」で、未体験の水面爆発を体験して欲しい。

 

 

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