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K.imae Today's Tips 1716『モーターガイド』

本日はやや気の重いお話で、谷山商事さんへ。

今やバスルアー関連最強問屋である谷山商事さんとはイマカツは取引がありません。

EGの親会社であり、総合釣具問屋である中央漁具さんといえば、今の自分の親も同然。

なんでイマカツは設立以来、問屋さんは中央漁具さん一筋。

古いタイプの人間ですので…。

でも谷山さんの社長さんとももう古い古いお付き合いです。













でも実は谷山商事さんを通じて、古くから自分はモーターガイドのエレキをフルサポートしていただいてました。

自分にとってエンジンは漆黒のマーキュリー、エレキは最強パワーのモーターガイド。

これはバスプロとして絶対の憧れであり、ステータスでした。

しかし…
















しかし、2年ほど前からアメリカでのエレキの勢力図は一変…。

そう、ミンコタのウルトレックスの登場で、USプロの多くがミンコタに。

既にTOP50でも、WBSでも、上位陣の多くのプロがウルトレックスに変更してます。

その決定的違いは「スポットアンカー機能」。

GPS連動で爆風の大荒れの中でも、流れの中でも、ボタン一つでその場に延々とボートを自動ステイできる性能。

今季、霞ヶ浦や桧原湖で、自分が強風のウィンディーサイド攻めで操船に四苦八苦している中、
自動ステイでエレキを一切踏まず、バックシートに移動しガンガン釣られマクリ。

リグのチェンジの隙に自分の船は強風で護岸に打ち寄せられ、座礁寸前になる中、
微動だにせず平然と座り込んでリグ交換する姿を見て、自分の体力に本気で限界感じました。

モーターガイドにも写真の「Xi5」と言う、ウルトレックスに近い機能を持つ機種もあるのですが、正直、その実力差は歴然。

腰に大爆弾を持ち、左大腿四頭筋肉離れの後遺症と、
若い頃バスケで痛めた右膝の古傷を持つ自分の脚は、54歳を間近に迎え既に限界を超える寸前でした。

連続10日以上の練習、5日間の本戦を戦えるように、毎日の筋トレで騙し騙しやってきましたが…。

正直、操船の苦痛で集中力を欠いていた事は常に自覚していました。

来季、全試合用ボート3台を一新するに当たり、不退転の年と決意するために苦渋の決断をしました。

生まれて初めてのスポンサー辞退を…。

そして自腹でのウルトレックス6台の導入を…。












しかし、自分のモーターガイドへの憧れは今も変わりません。

その想いを伝え、背に腹は換えられない苦渋の決断を申し入れた時、

驚いたことに谷山さんは「モーターガイドが新機種でスポットアンカーに追いついたら、
いつでも戻ってきてください」と言ってくれました。

これ以上の嬉しい言葉はありません。

谷山商事さんの男気で、当面はウルトレックスを使いますが、モーターガイドのサポート契約は継続する事となりました。

ウルトレックスのスポットアンカー以外は今も断然、モーターガイドですので。

レンジャー、マーキュリー、そしてモーターガイド。

バスボート三大サポートが久々に完全に揃った2018年、

モチベーション最高の状態で、もう一度、史上最年長AOY獲得に執念を燃やしたいと思います。

 

 

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