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K.imae Today's Tips 1649『暇つぶし映画編(25)』

このキャッチコピーだけは、絶対に間違ってると思います。

「臆病者」って表現は絶対におかしいですな。

見るものなくて暇つぶしに見てしまった感ある作品でしたが、
「衛生兵」を戦争モノの主役としてどう魅せるのか、そこが気になってました。

アカデミーショー2部門受賞だし、メルギブ監督だしまあ見とくかと。

まあしかし、流石にマッドマックスなメルギブ監督、リアルで凄惨な描写に度肝抜かれました。

マッドマックス以上にノーミソ、内臓ブチ撒けまくりで、グロいしエグいです。

でもやっぱ戦争映画で銃も持たない衛生兵がヒーローって、中盤まではやっぱ絶対無理あるよなと…。

最前線で戦う強くて、勇敢な兵士の戦いぶりにどうしても目が行きます。

感想から先に述べると、終盤手前でもう先は読めました。

中盤の激しさは複線で、英雄とされたシーンはまあまあベタで狙いすぎ?。

ちょっと脚色しすぎなんじゃないかねとも。

しかし、ラストでハッと考えさせられます。

これが実話で、現実、「衛生兵」が「名誉勲章」を授与されたのも事実だということに。

逆に実話だと言う事をあっさり忘れさせてしまうほど、現実とはとても思えない戦争の悲惨さ、
人命の軽さを伝える事がメルギブの真の目的なのかとすら思います。

まあ、太平洋戦争・沖縄前田高地(ハクソーリッジ・弓鋸の崖)の激戦が舞台なんで、
色々と賛否両論あるでしょうが。

最初は途中で寝るだろうな思った映画でしたが、139分が短く感じたのもまた事実です。

 

 

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