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VS:07年チューン&ニューカマー?続々登場の巻
06年シーズンも残すところあと一ヶ月。さすがにハイシーズンのように釣りに行く人も少ないだろう。でも、このオフシーズン(ワタクシにはありませんが…)こそが来るべき07年シーズンインに向けての、あらゆる面でのチューンや開発に没頭できる期間でもあるのだ。今回は07年シーズンに向けてのチューン、秘密兵器、未発表試作品などの一部を紹介しよう。

ついに正式発表になったジャバハード。
多節系ビッグベイトの終点と言ってもいい完成度。
07年プリスポーニングの主役は間違いなし!!
まずは先月のルアーマガジンや、バスワールドでイマカツ的には必死の社外流出戒厳令?を強いて開発を続け、ようやく発表が可能になった「ジャバロンハード」。詳しい話は雑誌や来週月曜日のルアーニュースを読んで欲しいが、間違いなく多関節系ビッグベイトの究極進化系、まさに終点と呼ぶにふさわしい激ヤバ度超絶NO.1。そのうち動きの動画公開もするので、是非楽しみにしておいて欲しい。本格デビューは3月頭だが、ショー前後に少量の先行販売を予定している。

全てを劇的に変えたハイドロフォイルスポイラー(PAT.P)、
従来のリップとは全く違った役割を果たすジャバハードの革新機構。
これがあると無いとでは天と地ほどの差が出る。
そしてこれまた発表までジャバハード以上に悶絶級に秘密厳守に耐え忍んだのが風神スパイダーの巨大化進化成長系?「雷神JIRAIYA(仮称)」である。

フロッグではなく、バグをイメージし「もがきの波動」をキモにした雷神ジライヤ(仮称)。
オーバル型の穴からタテガミ状に生えたアームラバーが最大のキモ。
こいつは風神スパイダーがデビューした時には既に巨大化企画進行中で、更に極秘?(企画倒れの声もあるが…)のハードボディー版も存在する。最終的にはフロッグ系の素材に、風神スパイダーの最大のキモである「ラバーウィング」を「オーバル型アームホール」から壁状に生やし、「もがきの波動」をもつバグ系フロッグ?マウス?タイプルアーで完成した。感覚的にはフロッグよりも応用範囲の広い、浮くラバージグ感覚でカバーの中にぶち込むフローティングバグだ。ウエイトも現在はタングステン使用のエコ対応で発売する予定。

ウエイトはエコ仕様のタングステンを予定。
フックもオリジナル。もう一工夫加わる可能性もあり。
完全なトーナメント仕様だ。
これも本格デビューは4月だが、ショー前後に少量カラー限定で先行販売予定を考えている。業界初のクリアグリパンペッパーやシナモンペッパーに注目だ。

この雷神ジライヤと並び、風神スパイダーの流れを汲むもうひとつのバグ系ルアー、「阿部ヤンマ」も年明け早々にデビューがほぼ決まった。

阿部ヤンマのキモは遠投性能とやはり「もがきの波動」を出すアーム&
ショートラバー。
阿部も2年前から風神スパイダーと同じ考えを持っていたのには驚いた。
これはTOP50野尻湖虫合戦でなにげに3年間で2回もお立ち台、最強アイバーソン次ぐ結果を残していた阿部進吾のシークレットバグをついに御開帳。これも雷神ジライヤと平行して阿部進吾と開発を進めていたが、ようやく最終的なワームボディーが仕上がった。一見、ヤゴ風に見えるこのトレーラーには見ただけではわからない恐るべき秘密が隠されている。その秘密は発売寸前に公開予定。まあとにかく形だけを模倣した並みの「虫」でないことだけは確か。それが解ってないと真似しても無駄ですョ!!

外見だけでは解らない恐るべき秘密を持つ阿部ヤンマトレーラー。衝撃の秘密公開は来年早々に!!
またジャバロンスティックも順調にサンプルアップが進み、間もなく最終製品が完成しそうだ。まずは桧原湖で初日トップウエイトを記録した「ジャバスティック3インチ」が年明け早々デビューとなりそう。続いて4インチ、5インチも順次登場予定だ。スティックになってもジャバロン独自の全身駆動アクションは健在、スイミングで圧倒的なポテンシャルを誇る。3インチはライトラバージグとの相性もピカイチだ。


桧原湖で大活躍したジャバスティックも07年早々にデビュー。3インチはライトラバージグとの相性も抜群!
さて一方、バークレーの07年主戦力第一弾は「バタフライクロー」。今年はずいぶんこいつにお世話になった。先日4.5インチが発売されたが、既に3インチもほぼ完成している。バタクロはクローワームとしてパンチリグやラバージグトレーラーにとても優秀だが、是非来年のプリスポーンにはジャバ的風ヘビーテキサスのマキマキで使って欲しい。こいつの本性はスイミングクローだということをお忘れなく。そのための大きさであり、更に本当はでかいのが欲しいのが本音だ。またノーシンカーで「トード」のようにも使いこなして欲しい。スキッピングが苦手な人はラバージグに是非丸ごと付けてみよう。驚くほどキャストが決まりやすいはずだ。

既に3インチもスタンバイしたバークレイ・バタフライクロー。
こいつは本来、泳がせるエビであり、スローにも強いホーニートード系なのだ。
さてさて、新製品ではないが、この冬、いろんなチューンやアイデアも目白押し。まずは07年はジャバロン140がマイナーチェンジ。なんとスケールモデルでリアルペイントカラーも登場だ。その第一弾はスポーンビッグママの大敵「鯉」シリーズ??。このリアルシリーズは生産が極めて難しいので少量販売になりそう。発売時期に要注意。

ジャバロン140が07年からマイナーチェンジ。
ツートンカラー、リアルカラーも登場。
またクランクベイトIK-400では、07年モデルとしてスピナーベイトのウィロリーフブレードのようなフラッシング効果を狙った「河童フラッシュ?」モデルを生産決定。背中にウィロリーフ状の反射板を入れ、ボトムをノックさせ上から見ると、まるでスピナーベイトのスローローリング。クリアな湖での波動と視覚の相乗効果を狙った業界初のアイデアである。

上から動きを見るとまるでスピナベのスローローリング!!
IK-400に新発想のウィロリーフフラッシュプレートモデルが
登場。
お次は今、イマカツガレージで流行っている?AE74の更なるチューニングを紹介。実はTOP50の試合会場でファンの方から頂いたのがハンドメイドの超ローライドアルミ削りだしクラッチ。これがかなりカッコよくてお気に入り。

ハンドメイドアルミ削りだしのスーパーローライドクラッチ。
ファンの方から頂きました。かなりお気に入りです。
AE74はローライドクラッチにチューン済みだが更にこれをローライド化、タイトなグリップはキャスト精度を更に上げてくれるものだ。そしてこれを見たフージーがあっという間にルーターを使ってZPI樹脂性クラッチを削り込み、フージー仕様の超ローライドクラッチを作ってしまった。これがまたすこぶるいい。手先の器用な人にはお勧めのチューニングである。ただし失敗しても保証はないのであしからず…。

こちらはフージー仕様のスーパーローライドクラッチ。
さらに超シャコタン仕様です。
ここまでくるとまさにマニアの世界だが、この僅かな違いが試合を左右することもある。冬の間に密かに工夫したチューニングが春に結果が出たときは楽しいのものである。最後にイマカツ・チューニングで「これは確かに何か差がある」とスタッフ全員が意見の一致を見るのが天然鮑の「アバロンチューン」である。

完全なワンオフ・アバロン仕様のハスジー&ジャバハード。
販売したら楽勝1万円オーバー(それでも無理!?)。
スーパースレッジのアバロンモデルや風神スパイダーの鮑貼りチューンはもはや絶対的なトーナメントウェポンになっているのはご存知の通り。今年のエリートでもアバロンチューンのジャバハードやスーキラ、バズマグなどは私とフージーの秘密兵器だった。ただ、さすがに天然あわびは超高い。貼り付けも超めんどくさい。量産は単価、手間を考えるとほとんど不可能な世界だ。しかしやはり天然鮑の妖艶な輝きは確実に魚に訴える何かを持つ気がする。フライの達人でもあるフージー曰く、「角度によって見え方が常に違う」事が風神スパイダーを見切られにくくするのだと言い、試合で使うスパイダーには全てアバロンチューンが施されていた。確かにめんどくさく、高価だが、釣具屋で比較的鮑シートはどこでも手に入る。この冬は是非、自分だけのマル秘アバロンチューンを考案してみよう。
それでは また!Ka-chow!!

暇つぶしに作ったエドワード・ヴァンヘイレン仕様の
フィジェット。
こんなので釣れたらさぞかし楽しいでしょうねぇ・・・・
個人的な趣味です。

 

 

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