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四国巡業の旅PART-2&第4回イマカッチャンネルオンエアの巻

旧吉野川三ツ合公園では恒例の瓢箪祭り。
スーパーチャレンジは今年初めて瓢箪祭りと共催
された。

徳島チャプターを中心に子供たちをガイドするアングラーは無論ボランティア。頭が下がります。

サメウラダムでの取材を終えて、次に向かったのは徳島県。TOP50開催以来、怒涛のように取材が押し寄せビデオやTVにも続々と登場しているメジャー中のメジャー旧吉野川だが、決して楽観できないのが徳島県の環境政策事情であることを心しておいて欲しい。この旧吉野川が徳島県のメジャーバスフィールドとして保たれているのはひとえに地元アングラーたちの地道な活動に支えられているのが現状だ。

朝からバスボートで集合。
子供たちをガイドするアングラー達。
TOP50の石川君、本堂君の姿も。
旧吉野川が流れるメインの町となる北島町の関係者の皆さんや、チャプター徳島のみなさんが清掃活動やイベント協力など様々な活動を通じてコンセンサスをはかり、旧吉野川の利用方法のルール作りを進めてきた結果、その活動に理解を示してくれるバスアングラー以外の関係各所の方々の協力もあって、今の旧吉野川バスフィッシングは微妙な均衡の中で維持されていることを忘れてはならない。

北島町民生児童課の皆さんも
朝から応援に駆けつけてくれました。
旧吉野川を利用するレジャーはバスフィッシングだけではない。徳島県ウェイクボード連盟、三洋電機漕艇部のクラブもみな同じ旧吉野川今切スロープを協力しあって利用しているのだ。そして同時に北島町の理解の上で旧吉野川の水辺利用は成り立っている。この関係は高知県サメウラ湖にも同じことが言える。

そして今回、毎年8月5日に開かれる北島町商工会議所主催の瓢箪祭りと共催で、今年初めて北島町の民生児童課主催による「スーパーチャレンジ旧吉野川バスフィッシング&ウェイクボード」というイベントが企画されていたのだ。

殆んどが親子で参加。
初めてのバスボートなのか少しお父さん緊張気味・・・
この企画は 旧吉野川環境団体クリアー(元徳島チャプター会長、徳島県ウェイクボード連盟代表、三洋電機漕艇部代表らが組織する旧吉野川有効利用に関する組織)、徳島チャプター、北島町民生児童課が主体となり、北島町周辺の子供たちにウェイクボード、そしてバスフィッシングの体験学習をしてもらおうという企画である。
このイベントに関して事前に公表、メーカーに対する協賛依頼等は一切することは敢えてしていないのは、今回が初の試みであり試験的な意味もかねて安全で確実に運営できる人数で開催することを重視したからだ。そして、今回のイベントが好評であれば、来年度は、今切スロープの水辺公園整備も計画されているおり、レガッタグループも参加し北島町の新たなイベントとして開催しようと言う試みである。

スタート!殆んどが上流へ、しかし結果は・・・。
しかし、正直言って事前の計画では8月5日の猛暑の中、特に今年は今夏最高気温を記録した5日の旧吉野川は大減水日にも当たり、お世辞にも簡単に釣れるとは言いがたい厳しい状況が報告されていた。しかも大会時間は暑さを考慮して僅か9時から11時までのたった2時間。イベント参加の子供たちは小〜中学生の初体験親子も多い。いくら徳島チャプターの精鋭がガイドするとは言っても、全員が丸坊主の危険性のほうが高いんじゃないかと本気で心配していた。それほど現在の旧吉野川は厳しい状況だった。

中には自分で操船する子供も。未来のトッププロか?
全員ボウズだけは何とか避けたいと、スタッフ皆がそう願っていたと思う。しかし、その心配はまさに杞憂に終わった。これぞまさに旧吉野川流のサプライズ勃発である。

子供が釣ったのに、振り向かず釣り続けるお父さん・・・
真剣です。
開始直後から会場の三ツ合公園前で小学生がナイスサイズをキャッチするのをスタッフ全員で目撃、これでオール坊主は無いと皆で大喜び!ところが巡回船で釣果を聞いて回ると意外や意外、大苦戦どころかボウズがほとんどいないのである。

見事な40アップを釣り上げたのはお母さん。
結構、照れておられます。
子供たちのセンスがいいのか、はたまた優秀なインストラクター達のおかげか、ウエイインにはズラリとご機嫌な子供たちが並んだ。

予想を裏切り続々とウエイイン。しかもビッグフィッシュ!
何故か女の子がデカイの釣ってます・・・。
僅か1時間半の釣りででこんなビッグフィシュが続々登場。
奇跡的な出来事です。
女の子のほうがバスを怖がらずにしっかり持つのが不思議
です。
兄ナベもガイドで登場!しっかり釣らせて3位入賞。
そしてチャプターもビックリのビッグウエイト、ビッグフィッシュも続出、大方の予想を180度良い方へ裏切り、実釣僅か1時間半の体験トーナメントでこれほどの釣果が出たことに本当に驚いてしまった。ホント、この祭りはいい意味でサプライズである・・・。

なんと4本で約4キロというぶっちぎりウエイトを記録した亀井君。
ライトラバージグで下流の橋げた攻略という驚きの腕前。
プロ顔負けにエレキを操船する子供たちの真剣な顔と、バスを釣り上げて大喜びしている顔がとても印象に残った。それはまるで旧吉野川の気難しく、お世辞にも簡単に釣れるとは言い難いバス達が、子供たちに自然との触れ合い、バスフィッシングの楽しさを自ら教えに来てくれたかのようにも思えた。それほど奇跡的な釣果だったと思う。

表彰は町長じきじきに商品提供。盛り上がりました。
そして清掃活動の後、表彰式では昨年のTOP50でも挨拶をしていただいた北島町の山田町長、町議会の中野副議長が駆けつけ、大会に華を添える御言葉を頂くことができた。スーパーチャレンジはまさにスーパーな結果で大成功のうちに幕を閉じた。

町議会議員の中野副議長も来場。豪華メンバーのイベントになりました。
表彰が終わってもその場に暫く留まり余韻を楽しむ人たちが多く、大人も子供も満足げな表情が印象的だった。そして嬉しいことに閉会直後早々に07年スーパーチャレンジ開催の来年度予算組み込みも決定した。

昨年のTOP50でも締めの言葉をいただいた山田町長。今回もきっちり閉会を決めてもらいました。
旧吉野川ではこのように地元アングラーが積極的にバスフィッシングに対する理解を深めてもらう活動を続けており、さらに新たな活動として緊急災害時に船舶(バスボート等)を使って救援、救護活動を行う徳島県赤十字船舶奉仕団の団員登録(詳しくはNBC・HPお知らせコーナー参照)を始めている。

私の言う「メジャーフィールド」とは人気がある湖、バスが良く釣れる湖をさす言葉ではない。「メジャーフィールド」の本来の意味は、このような地道で奉仕的なローカルアングラー、地元業界関係者の活動によって、全国のバスアングラーが訪れてもバスフィッシングが普通に出来る環境を守ってくれているフィールド、そしてそれによってバスフィッシングが地域に貢献できているフィールドのことである。
バスフィッシングで飯を食べさせてもらっている一人のプロアングラーとして、今後も微力ながら各地へ活動範囲を広げ、少しでもメジャーフィールドが将来的に健全で気持ちよく釣りが出来るフィールドとして残せるよう、地道にお手伝いしていきたいと思う。それもまたバスフィッシングを生業とさせていただいているプロアングラーの大切な使命だと考えている。

PS、本日7日、お昼12時、第4回イマカッチャンネル・オンエアです。



今ナベと兄ナベも参加。
Wナベの総重量は160キロオーバー!!
ぶっちぎりの体重部門優勝です。

なんかたまに妙な人もいましたが・・・
皆さんお疲れ様でした!

 

 

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