速報!オールドルーキーJB霞ヶ浦シリーズ制覇!!の巻
以前ここで紹介した私の小学生以来の幼馴染(参照:2006年6月28日・速報・ジャバロン110・JB霞ヶ浦戦制覇の巻)であり、同時に私をバスフィッシングの世界に導いてくれた師でもある 小川美裕が遂にJB霞ヶ浦シリーズ年間優勝を勝ち取った。
僅か1本、たったワンバイト。しかしそのバスはヨシヒロの運命を変える大きな大きなバスだったに違いない。2520g(ロックベイダー2g&3インチグラブ)、今の霞ヶ浦では奇跡とも言える50オーバー、運命なのか、執念なのか、そのワンフィッシュはヨシヒロを今大会準優勝に導くと共に、JB霞ヶ浦シリーズチャンピオンを決めた。そして同時に、来シーズン、トップ50参戦資格を得たのだ。今期は地方活性化の方針で、特別に各ローカルプロシリーズ(霞、桧原、河口湖A,B、津風呂湖、銀山湖、旭川、九州各シリーズ)の年間優勝者1名、計8名がトップ50参戦資格を得られる事がルールブックに掲載されているのだ。
只でさえ琵琶湖のリリ禁がほぼ確定し、業界の先行きに暗雲が立ち込めていた時に、私と同い年である彼がやろうとしていることは決して夢多き、明るい未来への挑戦ではなかった。まして、プロで喰っていきたいなど、たとえ昔取った杵塚でも当時38歳のヨシヒロに可能性等ほとんどないに等しい無謀な挑戦だった。 「やめとけ、やめとけ」、同級生だけに遠慮も気遣いもなくズケズケと失望するような現実を突きつけたにも関わらず、結局、昔から変わらぬ無邪気な子供のような熱意に押し切られ、結局、僅かなタックルサポート、マリーナの紹介、JB登録等を手伝った。まあ、一回トーナメントに出たいだけだろう…コテンパンにやられて諦めるだろう…その程度の手助けだった。しかし、相変わらずメゲない前向きな性格は今も昔も変わらないようだ。 あれから4年、ヨシヒロは霞ヶ浦年間チャンピオンを獲得してしまった。そしてほぼ来年、トップ50プロとして私と同じ舞台に立つ。実現すれば、ヨシヒロと初めて一緒にバス釣りに行って以来、32年ぶりに同じフィールドに立つことになる。 まさか本当にこんなことが実現するとはヨシヒロには悪いが、1%の確率もないと思っていた。しかし、私とバスを出会わせてくれたおまえはやっぱり、只者ではなかったんだろうな。 遅れてきたオールドルーキー、別名ナイトクローラー(映画X−MEN参照)42歳の挑戦を応援してやって欲しい。まだまだ人生はこれからだ!
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