K.imae Today's Tips 971『最終戦、クッキー親父の啓示』
33年前から、互いに認める永遠のライバル。 自分がトーナメント史上、最も恐れた最強のポテンシャルをもつプロアングラー。 沢村プロ、56歳。 別名、富士山クッキー親父。 かつて本能が感じたその脅威に間違いがなかった事を今、改めて確信できる。 最高齢での完全優勝。 このタイミングで、一番悔しい思いをさせてくれる。 トーナメントの神の自分への啓示なのか。 自分の年間ランキングは幸運にも22位となり、シード権を行使せず来季の参戦資格は得た。 喜びなど1mmすらない。 しかし、この会場で、プロアングラーとしてファンの前に立つ限り、 自分にとって残留資格の30位以内は最低限のプライド。 練習もろくにせず、幾度も30位以下になっても、過去の名前だけで トップ50選手として残留しているシードに甘えたプロにはなりたくはなかった。 (毎回、ワシ並に猛練習してる河辺親父プロは除く。 …ワシの桧原湖を超えるダブルカブト虫、痺れました。) ウェイインショー。 傍観者としてブース前で見た沢村プロのドヤ顔に、再び闘志の火が着いた。 この借りは、必ず堂島ロールに、のし付けてお返ししますので。 悔しいけど、優勝、おめでとうございます。 執念だけはまだまだ負けません。 |