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K.imae Today's Tips 917『引退』

ワシやないで。

昨晩、阪神タイガースの福原 忍選手から一本の電話。

「明日、引退発表しますので、先にお知らせを…」

今期は投手キャプテンを務めていたのに、まさかの引退。

今年、40歳。

つい先日も琵琶湖で楽しそうにデカいバス釣ってました。

果たして心中はどうだったのか。

他球団やアメリカでの現役続行も考えた末の現役引退決意。

なんか秋の夜長にしんみりしていまい、少々話し込んでしまいました。

悔いがあろうがなかろうが、それだけで決められるほど甘い世界じゃない現実。

プロの世界で実力だけで生きていくことが、どれだけ厳しいものなのか痛感させられる出来事でした。




















選手会長を務めたセッキー、投手キャプテンの忍ちゃん、そして誰もが知ってる名捕手・矢野さん、そしてワシ。

とうとう10年以上の付き合いになる4人中、3人が現役を引退。

引退すると逆にスケジュールが皆バラバラになって、なかなか釣りにも行けないそうです。

でも、引退の連絡を受けるたびに思うこと。

それは、続けたくても、それを選手の一存だけで決められるほど甘い世界じゃないという事実。

それが本物のプロの世界。

ワシも最前線、いわば一軍登録・現役32年目、52歳。

これ以上、何を求めて現役にこだわるのか、たまに見えなくなることがあります。

身体もキツいしね…。

しかし、幸か不幸か、やりたい事を続けさせてもらえる環境にあるなら、
その幸運に感謝し、努力し、続けれるかぎり無様に足掻いてみるのもワシらしいかなと。

諦めの悪さ世界一と菊さんによう昔言われたし。


ワシにとってトーナメントは何かの手段じゃなく、根本は、そこに一番、楽し悔しいバス釣りの真髄があるから。

爆発的に刺激的で、感動的で、悔しすぎて、情けなさすぎる感情は、やっぱりここでしか味わえない格別なもの。

最近は苦味辛味のバリバリ効いた味しかせんけど。


だからこそ、過去最高の味わいがこの先、待ってるかも知れんとも思ってる。


案外、まあまあ近くに待ってる様な気もするし。



秋の夜長はセンチでやんすな。

次にこの4人で釣りができるのは、ワシが現役引退した時なんかね。

あー風邪ひいてしんど。


ジジイ実感するわ…。

 

 

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