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K.imae Today's Tips 904『パワーウェイトレシオ選手権』

右は昨日の記事で公開した2年前の大渡ダムで使用した初代RS。




左は昨年デビューしたGT製品版。 




一見、ほとんど同じに見えますが…




















全く同じ80mmボディーなのにこれだけのウェイト差があります。




その差、約9g強。




これは170cmの人間に換算したら、とんでもないウェイト差。




劇的に運動性能が変わってきます。




車と一緒。




エンジン(羽根)はこの当時はアベンタと同一エンジン。






















ちなみに既に発売2年以上になるオリジナルアベンタは41g。




使用タックルは完全にビッグベイトのジャンルです。




純粋な「ビッグクローラー」として極めて完成度の高いルアーだと思います。




2015年クラシック制覇ルアーでもあります。



















そして2年の月日を経て、細部にわたって煮詰めきった最終RS。




重量はシリーズ最大のビッグウィングになって尚、この重さ。




強心臓に超軽量エアロボディー。




フレーム(ヒートン)も樹脂強化フレーム。




まさにレン・シュポルト。




大量生産には全く不向な競技用、
パワーと機能を最優先した異形のフォルム。




でも実は最大のメリットは普通のMアクションロッド、
10ポンドラインでもとっさに使える機動性。




これが一番大きかったりする。





















そしてRSの対極に当たるのがシリーズ最古参、
既に発売3年近くになるベルリネッタ。




デッドスローが弱かったベルを、
限界までデッドにも対応させたリニューアルモデル。




このリニューアルは簡単そうに見えて、
実はRSに匹敵する難題だった。




結局、ほとんど一から作り直しのレベル。




初春に出す予定が半年もずれ込んでしまった。




クローラーマニアな人なら、
このジョイントタイプの改造がどれほど難しいか理解できるはず。




実は、もっともビッグベイトらしいクローラベイト。




最重量級&ジョイント構造ゆえに、
水の掴みと捻りのパワーはシリーズ最大最強。




ピン狙いのアベンタシリーズとは対極の、
荒れた湖面や広大な水域でこそその威力が発揮される。




RSとベルリ、似て非なる究極の対極。





チョロイことはしませんよ。

 

 

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