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早明浦ダム湖面利用者協議会親睦会・ラブ サメウラ開催の巻
大型連休となったGWが終わった。毎年ながら盆と正月とGWはどこへ行ってもヒトヒトヒトだらけ。もともと人ごみ嫌いの私はGWは完全休養と決め込んで、ここ数年は余りどこへも出かけたことがなかったが、今年は一念発起?して渋滞覚悟で5月5日こどもの日、高知県早明浦ダムへ行ってきた。

早明湖湖面利用者協議会第1回大会は
厳しいながらも高いウエイイン率でした。
その目的は今回、一昨年から発足したサメウラ湖湖面利用者協議会が主催するラブ・サメウラ・メンバーズミーティングに急遽、参加するためだ。このミーティング(とは言っても内容は主にバス釣り大会)は土佐町、大川村、嶺北漁業協同組合、水資源機構早明浦ダム・高知分水管理所、特定非営利活動法人嶺北活性化機構の地元後援を受けており、大会挨拶には土佐町長、早明浦ダム管理事務所長、さらに土佐町出身の高知県会議員まで来られるということで、早明浦ダムに幾度となく大変?お世話になっているワタクシとしては、何はさておいても応援に行かなければと、
GWの真っ只中、早朝朝駆け1泊の強行軍で急遽、早明浦に向かった。

地元町長、県議員、ダム管所長も来場。
親睦を深めました。
大会は暑いくらいの好天に恵まれ、70数名の参加者で賑わった。その内容はトーナメントながら子供の日に相応しく、大人、子供、女性にカップルとみな和やかに早明浦湖でのバス釣りを楽しんでいた。私もせっかくここまで来たので、バズビルマグナムとダイナゴンの最終テストも兼ねて翌日少し釣りをしてみたが、GW真っ只中と言うこともあって、さすがにビッグベイトには厳しい状況だった。

翌日はバズビル・マグナムのテストをちょっぴり。
かなり厳しい感じでしたが中型を3本キャッチ。
コブラでもギリギリ使えるウエイト設定。
活性が低いのか全てキラーフックにバイト。
後ほどムービーで!
しかも、今年の早明浦湖は他の場所同様、これまた大増水の満水&低水温で、例年なら20度近い水温が16度前後。バックウォーターは未だ12度で、スポーニングベッドすら一つも見かけることはない状況、なんか今年の春リザーバーは不安定である。

ダイナゴンのディープ垂直岩盤オバハン攻略法を
季節を無視してムリヤリ撮影。
スポーニングとはまだ関係ないバスがいました。
昨年は記録に残る大減水だった早明浦も、例に漏れず
大増水の冠水ブッシュ・・・
今年のリザーバーの春は難しい・・・。
しかし、大会参加者の殆んどがバスを手にしており、女性部門、子供部門の方もしっかりとバスを手にしていたのには驚いた。ビッグフィッシュこそなかなか難しいサメウラ湖だが、50艇のバスボートが出ても広々とした日本屈指の広さと、大自然を満喫できる本当に貴重な、貴重な湖である。

まだまだスポーニングは遠い感じ。
サイズこそ難しかったが、子供の日らしく、お子様にも結構、釣れてました。
そんな貴重な早明浦湖だが、残念なことにスロープが狭く駐車スペースもほとんどないに等しい。しかもバスボートだけでなくジェットスキー、ウェイクボードなどの利用も増え、過去、大勢の県外バスアングラーが押し寄せていた頃は、他の湖同様、様々な問題やトラブルが発生していた。もしこのまま放置していれば、早明浦湖が立ち入り禁止、釣り禁止になっていたのは時間の問題だっただろう。
しかし、地元のアングラーが中心になって、地元町長、ダム関係者、嶺北NPO、そして他のレジャーボート、ジェットスキー利用客とも粘り強く交渉し、ボートの登録制、湖の利用規則・マナーを徹底させるために組織されたのが、
早明浦湖面利用者協議会(http://www.reihoku.jp/love-sameura/index.htm)である。

300PSのバスボートも登場。
女性や子供が多く華やかな大会になりました。
でもほとんどデッドスローで走ってました・・・。
この湖面利用者協議会は旭川ダム同様、事前に正式な書類を協議会に提出し、船舶及び釣り客、取材に至るまで完全に登録した上で、ボートランチング、スローエリア等のルールを熟知し、初めて湖の利用が許可されるものだ。立ち上げ当初は、その厳しいルールに抵抗感も多く、協議会の存続が危ぶまれるほど登録者が少なかったという。
しかし、全国的にバスフィッシングに対する風当たりが強くなるにつれ、フィールドが失われつつある危機的状況からようやくバスアングラーの意識も高まり、昨年末には300艇を超えるバスアングラーが登録するようになった。

最後はゴミ掃除。
ゴミがあんまりなくて、むしろ流木掃除??
現在では関西でバスボートが気持ちよく使え、バスフィッシングが楽しめる数少ない貴重な湖となっている。今回も50艇を越えるバスボートが集まったが、順番待ちが大変なランチングも全員が協力し合いスムーズに進行され、トラブルなく協議会初のバス釣り大会は無事終了した。

子供の日に相応しく、豪華商品がお子様全員に当たりました。
関西以西の湖は関東の湖に比べ、まだまだ湖の利用が公に許可されてる場所が少ない。関東にはレンタルボート等で湖とバス釣りを有効利用し、遊漁料などで地元経済として成り立っている場所が数多くある。それゆえに管理されルールも多いが、安心してバス釣りが楽しめる湖も多い。
めんどうな手続きも多いが、今後、こういったバスレイクの地元関係者の理解協力がなければ、いつかはボート利用も、バス釣りも、ましてや取材も出来ないように封鎖されてしまう可能性は高い。このサメウラ湖にしても、数名の地元アングラーの大変な苦労と努力によって、厳しいルール決めによって何とかボートフィッシングが出来る現状が維持されているのであって、けっして楽観できる状況にあるわけではない。それを支えるのは湖を本当に今後もバスレイクとして、末永く育てて行きたいと願えるアングラーのマナーと意識の高さに他ならないのだ。

今後、バスフィッシングを受け入れてくれる公認レイクを一つでも増やすためにも、プロアングラーとして少しでもそのお手伝いをすることが出来れば幸いである。

みなさんお疲れ様でした。
バスフィッシングって本当に楽しいですね。

 

 

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