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06年最新最強?ソフトベイト情報その1の巻
今回は前回の最新クランク情報に引き続き、イマカツ&バークレイの最新ワーム情報をお届けしよう。
まずは発売秒読みになってきたのがダイナゴン(中納言)ファットドーバー。ちなみにダイナゴンは既に少納言(3インチ約8g)、中納言(4インチ約17g)、大納言(4.5インチ約23g)の3種類がラインナップされているが、〜納言って呼び名は愛称なのでご注意を。登録商標がDYNAGONEです。

いよいよ今月発売になるダイナゴンブラザース。
まずは真ん中の中納言から。
最もバーサタイルに使える高比重(17g平均)の
クローワームだ。
さて、先日のバスワールドの取材で1オンスダイナゴンテキサスが凶悪なポテンシャルを発揮したことに感動して、今週は色んなダイナゴンの応用リグを工場のプールで試していた。実はこの1オンステキサスで取材時に、あと2本の当確50アップを掛けながら珍しくバラしてしまい、非常に悔しい思いをした。1オンステキサスは正直言ってその重さからバラシは多くなる。その原因と対策をプールで調べていたのだが、思わぬ事実を発見することが出来た。
まず、フックのセッティングなのだが、色々検証してみた結果、どういうわけかVANFOOKのデビルフック5/0と中納言の相性が異様に良いことが判った。逆付けノーシンカーでも、順付けテキサスでもダイナゴンのバランスを最高に安定させてくれることが解かった。たぶんフックの重心位置が低く、ゲイプが広いのが非常にいいのだと思う。

5/0なのに他社の4/0と同じサイズ。
しかも強くて細く、低重心のワイドゲイプ。
バルキーワームには非常にベストフィットする。
バンフック・デビル。
そして不思議なことにVANFOOKデビルフックWORM−55Rの5/0は、ゲイプが広いのに他社の4/0とほぼ同じ大きさなのである。すなわち他社の4/0の大きさで5/0のゲイプの広さを持ち、なおかつ強く細いワイヤーを採用しているので、ぶっといイカ系ワームに非常にいいのだ。さらにフックが低重心になるためバックスライド姿勢も非常に安定する。カラーが赤しかないのが非常に、非常に残念なのだが、ガンメタカラーが出ればこのフックがバランス、フッキング共にダイナゴン(中納言)には間違いなく最高のフックだと思う。

他にダイナゴンにフィットするものはノガレスのセカンドバイトの4/0がベストだが、今回のプール検証で判明したのは、ダイナゴンのテキサススタイルでは、写真のようにフラット面を上にセットしたほうが全ての面で素晴らしい効果があることがわかった。

ダイナゴンにはフラット面とラウンド面がある。
テキサスでもノーシンカー同様、フラット面を上にセッティングしたほうが面白い動きが出る。
フックはジャバロン同様に重要。
必ず推奨フックを使いましょう!
まずフッキング率はフックポイントがフラット面にあるほうが、肉の膨らみが邪魔するラウンド面より明らかにフックポイントが立ちやすいため初期フッキングがよく、しかもカバーにぶつかって針先が肉切れして飛び出す率も低い。
そして、驚いたことにフラット面を上にしてテキサスリグにすると、まるで本物の手長エビが逃げるかのように、最初は真っ直ぐ落ちたかと思えば、途中から強烈に横滑りするように弧を描いて落ちるのだ。これは、逆付けのときのバックスライド効果を狙ったボディーパーツの整流効果が、順付けのテキサスでも効果を表した結果だ。
ラウンド面を上にしてセットした場合より、その効果は間違いなくフラット面を上にしたほうがさらに強烈に滑るように高速でフォールする。

実はこの滑る様なフォールを見てハッとした出来事があった。それはKI・CONCEPTIONを制作しているとき、バークレイからメールで送られてきた、バスプロ、マイケル・アイコネリがデザインした「ザ・ビースト」に関する彼のコメントだった。かつてクラシックも制し、つい先日もBASSエリートシリーズに勝った彼の強さは既にご存知だと思うが、彼はビーストに関してこうコメントしている。

「I call it a “glide-bait”. Instead of falling straight down when you pitch it into the cover,
It glides & slides. It has tremendous potential.」
(私はそれをグライドベイトと呼んでいる。それをカバーにピッチングすると、真っ直ぐフォールする代わりに、滑降しスライドするように落ちるんだ。そのフォールは凄い可能性を秘めているんだ。)
また、後にアイコネリはこの動きのことを「バックワードフォール(後方フォール)が効く」とも語っている。

マイケル・アイコネリデザインの「ザ・ビースト」
フロリダの分厚いグラスマット突破攻略用で、
エビが逃げるようなグライダーフォールがウリ。
つい先日のB.A.S.S ERITEに勝利したアイコネリ。
ウイニングルアーはガルプヌードル&ビーストで、
ビーストはブルーギルに見立ててサイトで使ったらしい。
奇しくも、ダイナゴンヘビーテキサスは図らずしもこのグライドフォールを強烈に身に付けている数少ないベイトだった。それは元来、バックスライドに適した設計と、敢えてテキサスの使用も考慮に入れたパーツとボディーのスリムさが功を奏した副産物でもあった。水深2m強のプールで直に見たその姿は、まさに手長エビの逃走そのものだったのだ。まるでジャバロンがノーシンカーメインで考えていたのに、ジャバテキが爆発してしまった昨年の事件と全く同じような意図せぬ嬉しい出来事だった。このほかにも、ジグヘッド、そしてモグラにも非常に相性がいい。

これはメチャよかった。メチャ飛び&激すり抜け、
冬のブタモグラが夏のモグラゴンになるかも!?
特にモグラの1/4〜3/8と組み合わせると、キャスト精度抜群、グライドフォールによってナチュラルでスローなエビフォール?を演出できることもわかった。ダイナゴンは今シーズン、まさに線のジャバロン、点のダイナゴンとして間違いなく大活躍するだろう。

(パッケージには普通にフックを付けるテキサスの絵が書いてあるけど、それでも問題はないので許して頂戴!
でもグライドフォール重視、ヘビテキなら絶対裏付けがお勧めです!)


ただ今、試したくてしょうがないサス・テキ式ダイナゴン。
脚のフレアが最高に生きるリグになりそう。
こんなのが入ってきたらバスもビックリするでしょうね・・・。
と言うことで、調子に乗っていま更に試してみたいのが写真のサステキリグ。ダイナゴンの手足のフレアがカバーの中で最高に発揮されるリグだけに、非常に楽しみだ。まさにバンカーバスターミサイルみたい…。ただ5/0はバンフック・デビルフックしか、エイトリング部をすんなり通すことが難しいのが痛い。ウエイトも20g以上が欲しいのが本音。

これがサステキシンカー、
20gとか1オンスが欲しい今日この頃です。
最後にワタクシの切なる希望を一言…。
バンフックさん、黒系のデビルもだしてくれ〜!!
がまかつさん、4/0・5/0の321シリーズ出してくれ〜!!

実は旭川でこんなの釣ってたワタナベ・・・。
この時はダイナゴン22g(大納言)のノーシンカーで
浮きゴミ突破&スローフォール!
…TO BE CONTINUED.

 

 

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