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冬のチョットシークレットの巻
忙しい。ショーが終わってからやたら忙しい。というのも某企画の最終進行のためのロケ&撮影が目白押しで、こいつが終わるまではキリキリ舞いの日々が続く。ショーに出展しない分、皆さんの今年のバスフィッシングの一助になる企画を製作中なので、全容は今しばらくお待ちを!このHPですら未公開の06新アイテムやタックル、コアな情報、未公開動画などなどが満載なので乞うご期待!

バークレイワームのテストは順調。
こちらはナベ大好きのサンドワーム改テスト。
これ以外にも怒涛の06未公開モデルが登場する。
はたしていったい何が出てくるか、
イマカツ&バークレーの全貌は3月末 公開!

さて、そんなこんなで最近は釣り場を東奔西走しているが、今回はショーでも少し話したのだが、ブタモグラに使うビッグダディーの「質」についての質問が結構あるので、私流のポーク選別術を公開しよう。
とにかく今年の秋からリバイバルって感じで電撃豚モグラがどこの湖でも炸裂しまくっているが、このビッグダディーの選定にはかなり気を使っている。
いいダディーの条件は

1、脂身(ヘッド部)が肉厚であること。
2、全体にはじめから軟らかいこと。
3、脚が分厚く、ボリュームがあること。

この3つが基本だ。

昨年大復活のビッグダディー。
同じように見えてもモノの差は歴然。

電撃ブタモグラでダディーを使うコツは、春や秋の中層スイミングとフォールのリアクションで反応させる「電撃型」と、冬季、ピンスポット・ステイで自発的動きを存分に生かし、バスを寄せて手を出させる「呼び込み型」の2通りが私流だ。詳しくは冒頭企画のコンテンツの一つ、「電撃100連組み手」?で完璧に解説しているので今回は省略。

まずはビッグダディーはデカボトル(14個いり)を買いましょう。

良質のダディーを作るキモは長年の仕分けと仕込み
が大切です。
何故かこっちのほうがあたりが多く、軟らかいブツが多い気がする。そしてその中から選ぶのは写真のサムイボのようなブツブツが脚に多くあり、なおかつ厚みのある脚が最高級レベル

最大のポイントはこの美脚。
分厚い皮下脂肪&サムイボいっぱいが最高級品。
もう一方の写真のヤツは足が痩せていて、硬くて「布(ジーパン?)」的な感じ。

こちらはイマイチ品。痩せて布っぽい脚。
いくら軟らかくても薄くてペラペラは2流品。
私の場合、このサムイボ君を選んでは集め、ポークソフナーをたっぷり入れて1〜2ヶ月寝かす。サムイボ君は厚みがあるのに軟らかく、水を蹴るパワーと、止めててもグニュグニュ動く柔軟性に富む。全体が軟らかすぎても水押しが悪い上、すぐに伸びきってしまいダディーならではの存在感、パワーが死んでしまうのだ。決してデロデロに腐ったものが良い訳ではないのでご注意を。サムイボ君が不幸にもなかった場合でもダディーの基本は「型崩れしない脚の厚みと軟らかさの両立」がポイント。要は皮下脂肪の厚い運動不足?のブタ君がベストってワケだ。

脂ぎったふくよかで厚みと柔軟性のある美脚。
ブタらしい豚が動きもパワーも最高級品。
ちなみにワタクシはダディーを特級(サムイボ君)、1級、2級に分けて毎年寝かしており、翌年使うスタイルにしている。なかには3〜4年物でも型崩れや伸びのない超特級品もある。取材や試合で使うのは常に1級以上である。ただ、ダディーの泣き所は水温が18度を越えるあたりから脂身が溶け出しやすく、良いポークほどすぐに痩せてしまったり、あっという間に乾燥しきってしまうのが難点だ。この問題を解決できれば夏でも強力な武器になるだろう。
まあとにかく、昨年秋から今年の2月にかけて、スーキラと並び豚モグラの威力は例年以上に凄いような気がする。

豚モグラに負けず劣らず凶暴なスーキラ
もうすぐ最強シーズン突入!
今年の冬はブタモグラキラービルの2つだけでオッケー?
っていうほどよく釣れた。

特にビッグダディーのジグフィッシングは本当に非常にいい。ビッグベイトの流行でシーズン中、ジグをする人が例年より減った影響かもしれない。ただ、常に忘れないで欲しいのは、私のジグフィッシングは昔から電撃に代表されるように「リアクション」を最大限に生かした釣方である。並みのアングラーが取り損ねる瞬間的なリアクションバイトを確実に取る、一朝一夕では出来ない技術である。
今年、再び電撃が復活しつつある本当の理由は、昨年、腰を手術したおかげで昔の瞬発力が少しずつ戻ってきていることに起因しているのかもしれない。クロスカウンターのような電撃が決まった瞬間の手応えは、それを経験したものにしか解からない、まさに痺れるような一種独特の快感なのである。

電撃復活の最大理由は実は昨年の腰の手術のおかげかも。
半殺し状態のワタクシに何故か大喜びのワタナベ・・・。

 

 

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