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K.imae Today's Tips 448 『グランドコブラ』

今年のショーでカレイド新機種として唯一出展するベイトロッド。




現在、ベイトはラインナップに不満はないのでモデルチェンジ予定なはし。



昨年のショーにも出していたが、
なかなか納得いかずほぼ2年かかった感じ。


でも今回は一本だけを長期間集中して作り込んできただけに
極めて高い完成度になったと思う。




もともとオカッパリロケで、ロッド1本で可能な限り
何処でも何でも使える幅広くてタフなロッドが欲しいと思ったのが動機。




トーナメントロッドは用途細分化が明確だから
特化型ロッドが主流。こいつはその真逆。




名前は最初、陸専用という事で「GROUND COBRA(陸コブラ)」
だったが、作り込んでいくうちになんだか
色々ボートでも重宝するロッドになってきた。




気がついたら2015年、結局、試合でも手放せなくなっていた。




で、名前もグラウンドとグランドを掛けて
「GRAND COBRA(偉大なるコブラ)」に決まった。

















グランドコブラを作るうえで、とてもいい参考になったのが
馬淵溺愛のビグベロッド「ロデオライドRR-C611HXFF」。




このロッドは神谷と馬淵が一番、力入れてたロッドだけに、
実際使って素晴らしいロッドだと思った。



何気にずっとロケや試合で使っていたことに気がついた人も多いはず…。
















ロデオRR611XHは確かにビグベには抜群のムッチリ感と
驚くほどの軽快さを兼ね備えていた。




ただ、このロッドはハイテーパーの良さを生かした設計のため、
どうしてもバットが非常に太く、アクションがファストアクションになる。


自分がグランドコブラに求めたのは、3OZ級ビグベ対応は絶対、
その上で3/8ozクラスのジグ、テキサス、巻物、載せ物(スイムベイト等)
への広い対応範囲と抜群のタフさ。




重量の対応範囲と巻物、載せ物への対応力を重視すれば、
ファーストではなく、ロッド全体で力を発揮する肉厚の
レギュラースローのローテーパーデザインが欲しい。




わかりやすく言えばコブラDGの風合い残したスタリオンDGの3段階強化版。


ベリーでガチッと止まる感じではなく、そこから
強さに応じて胴にじわじわ入っていく感じが残るテーパーデザイン。



ハイテーパーのスーパースタリオンとは違ったベクトル。
RR611XHの本来の対抗はスースタだろう。



でもこっからが超難関…。


ローテーパーの、肉厚デザインの、更にロングロッドって、
竿作りの中でたぶん最も難しい。



激重くてもいいなら別ですが。


目標はハイテーパーのロデオRR611XHより強度は同等以上で軽いこと。
しかもオールWフットが今回は絶対条件…。


ロデオ、強いのにビビる位、軽く感じるからね…さすが神谷ですわ…。





つづく~。


 

 

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