リベンジ釣り納め取材決行の巻
やっぱ嫌じゃ。このまま終われない。昨年の釣り納めは12月30日、大雪の湯原ダム黒帯外伝ロケ2日目だった。DVD黒帯外伝のエンディングで「こんな終わり方だけはしたくなかった・・・」とボヤいているが、この時が生まれて始めての釣り納めボウズだった。そして、その翌年に当たる今年は公私共々ほんとに散々・・・。このままでは2年連続、しかも今回に至っては更に22年に亘る取材史上初の「バスなし取材記事」達成と言う輝かしい?汚点を残してしまう。これではいかん!やっぱりイカン!執念こそが未来の扉をこじ開ける鍵なのである。 と言うことで、人(フージー?)の迷惑顧みず、雑誌社の迷惑顧みず、年末進行で再撮の余裕なんて全くない中、お願いしますダお代官様攻撃で、仕事納め超寸前と言うか既に突入の29日、半日だけのリベンジが許可された。(というか許可させた・・・) 当然日帰り半日が条件なので、とにかく釣りの出来る時間を長く取れる場所が重要。プレッシャーがきつかろうが、事前情報で釣れてなかろうが、1尾のバスゲットにかけれる時間が最も長く取れる場所となれば、最有力候補地はイマカツガレージから僅か1時間、大阪から一番近い関西ウルトラメジャー青野ダム。
今回は余りに土壇場過ぎて取材艇を含めボートを2台準備する時間も全くなかったが、フル装備のレンタルエレキ艇が借りられる心強いアウトドアハウス青野さん(079-567-5615)と、青野ダムのすぐほとりにあるバスショップWESTPOINTさんの協力のおかげで本取材前日のギリギリで奇跡的に手配が完了、リベンジ戦が実現した。
しかし、先週の大雪とクリスマス3連休が重なり、なおかつ年末休日と化した青野ダムは低水温&ハイプレシャーでめっちゃめちゃ厳しい、厳しすぎるくらい厳しい状況。事前情報では10〜16mラインのメタルジグで1日やって、25cmクラスをいい人マックス3本程度・・・、いずれにせよトーナメント本番級の集中力で臨まなければバスに触ることさえ難しいことは明白だった。しかも、取材となれば最低、40アップは欲しい・・・。
なんでこんなに年末まで緊張感漂う釣りをせなあかんねん!と思いつつ、その緊張こそが大好きなワタクシはやっぱ重度のバスフィッシングドランカーかもしれません。 そして、到着した青野ダムは予想通りの人気。クリスマス前の雪がたっぷり残り、水温はダムサイトですら驚きの4度台。
ほとんどのボートが沖のウルトラディープでしゃくりまくる中、決死の覚悟でワタクシ一人、無謀覚悟の黒川上流勝負。狙うは45アップ只一本!!短時間決着なので、来春絶対的自信の究極サスペンド最終兵器「スーパーキラービル・アバロン」と、今最も熱くなっているガンスリンジャー「電撃ブタモグラ(ビッグダディー)」の2本勝負に全ての時間を賭けることにした。そして・・・。
これから先の詳しい話はまた来年。何故フージーも今回は一緒かって言うところが取材のヒントです。今回、実釣はほとんど取材の差し絵程度で、実はトーク中心記事なんですが、やっぱりワタクシはどんな条件の取材でも釣ってナンボの実釣にこだわりたい。それが、自分のパフォーマンスの信念でもあります。と言うことで百聞は一見にしかず、極寒実釣ムービー編も近日バッチリ公開です。
釣りに行かなければ、バスは誰にも釣れません。自分にとってボウズになることは決してバス釣りの魅力を削いでしまうものではなく、むしろ更に熱く更に執念を燃やす最高の着火剤なのかもしれません。
やっぱりバスフィッシングはどんなに寒くても、どんなに釣れなくても、フィールドに立って、何時くるか分からない名もなき1尾との出会いに胸躍らせている瞬間が最高に楽しい。今年の釣り納めは苦労の末、やっと最後に元気なバスたちと出会えたことが最高に嬉しかった。 まあさすがに今江克隆・厄年ど真ん中、何かと苦労も多かった一年だったけど、報われたことも少なからずあったのも事実。来年もバス釣りの明るい未来に向けて、全身全霊を賭けて釣りに仕事に頑張っていく所存であります。
この1年、イマカツウェブサイト、そしてトップシークレットを応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。スタッフともども、深く感謝申し上げます。来年は更なるパワーアップと楽しい企画を考えています。ムービーも更に充実させていく予定です。まずは元旦、いきなり「真冬のディープクランク編」オンエア予定ですので是非、楽しみにしていてください。 それでは皆さん、よいお年を!
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