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人生色々、プロトも色々・・・の巻
寒い、寒すぎる!!!琵琶湖は3度、旧吉野川も5度、土師ダムにいたっては70cmの積雪で水温4度、これは例年なら間違いなく1月末から2月の水温である。今週は恒例のクリスマス入れ食いロケ週間だったのに、瀕死の重症のシグナス君では何時自爆or凍死してもおかしくないので、取材中止が相次いでしまっている。
でも絶対行ってやるつもり。最悪でもフラッピンでしゃくれば何とかなる自信はある。もう一つ、ガンスリンジャーの最終試作が上がってきたので、なんとしても電撃一発ぶちかましに行きたい気分満々なのである。ターゲットは某超メジャー湖。只でさえ人も少ない湖だから、絶対こんな時なら独占間違いなしのビッグチャンス!!しかもクリスマス。それでも来てるやつがいたら相当、アツい奴らだろうけど、世間的には寒いね・・・。まっ、問題はたどり着けるか否かでやんす・・・。

と言うことで今回は何故か、今現在も寂しくイマカツガレージで日の目を見ることなく眠り続ける、後一歩で人間?になれなかった妖怪人間ベム(古すぎ・・・)特集であります。

完成度は極めて高かったが、何故か世に出なかったのは
時代がベビールアーブームだったため。
イメージはスレッジ7のデブ版。名前もなし・・・
亀山で使う予定だったプロトクランク3号機
基盤リップ採用だったが、値段の高さの割りにディープ
ダイバーには特に必要なしと判断したためお蔵入り。
動きがキレ過ぎ。
こういったプロトルアーたちは、モックアップサンプル(木に近いような素材のプラスチックを手削りで形にしたもの)からデータ取りをして、実戦テスト用にジュラルミンやアルミの簡易金型で1種類につき数百個程度成型される。その後、組み立ての段階で様々な内部手術を受け、簡易的にカラーリングされ、何種類ものプロトがフィールドにもって行かれてテストされる。そこで即断不採用決定されるもの、再度金型改造手術を受けるもの、内部手術を受けるもの、その運命は様々だ。イマカツのガレージにはそんな簡易金型が既に百個以上眠っている。

人を釣る動きは最高傑作だったキラービルリップレス
素晴らしいS字スイミング、カバーの中も引ける性能、小型ボディー。
一時開発に一番熱くなったが、何故か実釣で全然ダメ・・・。
マジで釣れないのだ。
ワラワラ付いて来るのに喰わない。その理由がわかっただけでも勉強になった。
だから発売中止したモデル。
この通称「キラーS」は売ったらものすごく売れたと思うけど、釣れないから止めた。チューニングでもそこそこ動くので興味ある人は試してチョ。
そしてその全てが、B級品というわけではない。中には十分に戦力になるプロトも存在する。しかし、コストや生産効率、そのほか決定的な個性がないなどの理由で陽の目を見れなくなったものも多数あるのだ。そんな惜しいプロトはイマカツスタッフが趣味として使っていることが多い。時には製品化して欲しいという熱い要望のあるものもいまだ存在する。

イマカツ・クランクプロジェクトのたたき台になった
通称マグナムプレデター
日の目は見なかったが、かなりいい線いっていたと思う。
これがあったからこそ、これより数段レベルが上のクランクが完成した。
野池用に作った小型ミノークランク、通称「ロケット」
サイズは5cm。
メッチャ釣れたけど、なんかカッコ悪いのでボツ。
そのままお蔵入り。
そういやこんなのもあったっけ・・・
悪くないんだけど、不細工なのでボツ?。
イマカツガレージにはこういった形としては生まれてこられたものの、実戦テストでの答えを一番重視しているので、いくら水槽でいい動きに見えてもバスに対しての効果に既存製品以上の結果が伴わないと製品化しないことにしている。これはイマカツのポリシー。だって釣りに行っていない人間に、何が釣れるかなんて絶対に解るはずがない。釣り場でボウズ寸前になりながら、どうやったら釣れるのか、何があったらもっと釣れるのか、真剣に悩んで考えた者だけが、「極稀」にとんでもないシークレットや、誰も気が付かなかったバスの習性なんかに気が付ける。

キラーSのもともとはコレ。
某有名オカッパリ青年がチューニングして送ってきたもの。
動かしたときの衝撃は、私もフージーも息を呑んだ。
しかし結局、ある条件がこの手のルアーには絶対必要だと言うことがわかった。
某青年もともに納得、開発は違う次元に移ってます。
キラーSのテストで、後にも先にも釣れたデカバスは
こいつだけ・・・。マメは山盛り釣れるけど・・・。
春から4ヶ月は真剣にテストしましたね。
ルアーって動きが全てじゃ絶対ない。
針のついた割り箸でも釣ろうと思えばバスは釣れる。
イマカツでは実戦テストにフィールドを変えて最低3ヶ月はかける事にしている。
全ての答えはフィールドにしか存在しない。だから皆さん、寒くても、雪でも雨でも氷が張っても、どんどんフィールドで勝負しましょう!来期、腕の差がつくのは今も昔も絶対冬練ですよ!

ロングビルミノーの限界潜行に挑んだ意欲作。
5m近くキャスティングで潜る。
でも同じレンジ潜るクランクに激負け・・・。
悩んだ末、お蔵入り。
まあ、アイスクリームの化け物ですな・・・。
メッチャ飛んで、メッチャ潜る。
でもなぜかイマイチなのですなあ・・・なんで???
PS:
今回のお話は単なる昔話ではありません!しばし、イマカツHPに要注意!きっと楽しいクリスマスプレゼント?はたまたお年玉?があるかもよ!


コレは矢野さん、福原さんの自作オリジナル。
残念ながら売れるワケありません・・・。
工場内は皆、熱烈阪神ファン。
スタッフは自分たちだけの「B級特上品?」作りを仕事の後に楽しんでます。


こいつはオマケ。某釣具店で発見。
動きはマジ抜群でメチャ驚いた。
トップウォーターですが、チューンしても面白い。
でもすぐ壊れるのが難点。
よく釣れるが何故かチビキラー・・・

オマケの名前はキックテイル。なんと480円。
日本のジョイントプラグって何であんなに高いの???


 

 

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