K.imae Today's Tips 369 『ギルプカ』
昔から真夏の南湖でよく見かけた風景、 酸欠のギルが群れでプカプカ水面に浮いている姿。 小南はこれをギルプカと呼んでた。 琵琶湖のデカバスはこのギルプカを格好の餌さとしている。 で、アベンタを使ってて思いついたのが、ギル型のクローラーベイト。 真夏の琵琶湖にええんちゃうかと。 実はこのギル型クローラー、ウッドアベンタ製作と平行して かなり以前からホサキにウッドで試作させてた。 ホサキも結構頑張ったようだが、結局、プロトはどれも 全くスローで動かず途中断念。 この形でアベンタ並みのデッドスローの実現は不可能だと思い込みかけていたが…。 ところが…うごいちゃったのよこれが。アベンタばりのデッドスローで…。 ある日、目から鱗の衝撃事件発生。まあ、ゴッド長井の頭脳とワシのテキトーな思い 付きが奇跡の「どピン」を突いたというか。 まあ、ほぼ偶然ですわ。 でも凄いルアーが生まれるときって、ほとんど「偶然」が大きく関与してる。 諦めないで続けていれば、たまに何かが起こるもの。 神の領域。 こいつは来年、琵琶湖でクローラーベイトの新たな可能性を開きそう。 やっぱりギルロイドは数あるビグベの中でも、ホンマにいいルアーだと思う。 あらゆる意味で完成されてる。 でもギルプカは現在、ある重要なキモを強化するため、 一から専用設計で再作成中。 どんな最終形態になるか、楽しみにしていてください。 |