昨夜のラーメンネタで進撃の巨人かと思った方、えらい違いです。


MADMAXが異常なほどネット評論家筋の評価が高いのに反し、
コチラは前評判に反し意外な低評価が目立った。


正直、見る前からイマイチ感が漂ってたので見ないで
返却しようかと思ったが、もったいないので暇つぶしに鑑賞…。


んでもって、驚いた。マッドマックスのように
思いっきり期待してなかったためか、
個人的は最高評価に近い面白さである。


最初はどうせキューブかハンガーゲームみたいな密室系生き残り
サバイバル、それもイケメン若者の青春バージョンかと思いきや…
いい意味で期待とスケールをはるかに裏切られる。


全員が自分が何者かわからない記憶喪失から始まり、
徐々に正体と目的が見え始めるストーリー展開が秀逸。


最後のクライマックスで「なんでお前がそこに居るの？」って
突っ込みが必ず入ると思うが、それも納得のオーラス二重オチ。
実によく練られてます。


単純なる迷路脱出の映画と思っていると完全に裏切られる。
むしろこの映画に「迷路」は大した重要性はない。
むしろ「マトリックス」の壮大な世界観を思い出した。


主役脇役共にティーンエイジャーだが、今後が非常に期待される面々。
クリチャーや銃撃戦もいっぱいでてくるけど、
スプラッタ感は少なく家族でも安心。


3年間も思春期の若い男だらけだった閉鎖空間に、
色っぽい女子1人が放り込まれる、本来ならヤバそげな状況ながら、
これまた安心してみてられます。


ただ、話が壮大になりすぎて最後に収集付かなくなるんじゃないかな
って不安も…。2時間枠の映画じゃとても無理、むしろドラマ向き。


この映画、既にメイズランナー２が海外では公開されて
非常に高い評価なので、今から期待大です。