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次世代シークレットベイトの巻

S字は一般アングラーのシークレットの一つ。
遂に公開、噂のキラービルS。
素晴らしい動きなのだが、テストでは何故かイマイチ
釣れない。散々悩んだ末にボツ決定・・・。
この手のルアーは小さくすれば釣れるという訳では
ないようです。テストはそれを物語りました。

世に言うシークレットベイトなるものはピンからキリまであるが、現実、本物のシークレットベイトなるものを発見したプロは非常に好成績を残すケースが多い。
というのも現在の日本のトーナメントでは、既にシークレットポイントなるものはまず存在しない。もはや全てのトーナメントレイクは碁盤の目状に魚探がかけられ続けて十数年、誰もが等しく湖の情報を共有する時代になっている。こうなると、その知り尽くされた湖で勝つためには、誰もが知らない、もしくはやったことのない釣り方、そしてその道具となるルアーの革新性こそがシークレットとなりうる。

こちらはバークレイ自信のシークレットワーム。
SAMARAI???サムライの事だそうです・・・・
謎が謎を呼ぶサムライホグ。謎だからシークレットなのです。すんまへん。
古いところではラリーのロングビル、そんなもので釣れるの?と思わず唸ってしまうようなルアーの存在が時代を変えていっている。最近では「ジグヘッドワッキー」、野尻湖での「相羽虫」、一般的な釣りでは「S字系」がその典型だろう。誰が初めに気が付いたかは判らないが、そういったルアーをいち早く自分のものとし実戦投入すること、日本のフィールドではそれがビッグサックを独占する秘訣ではあるようだ。もはや日本の試合においてナチュラルパターンフィッシングが成立するような甘い試合は存在しないかもしれない。

そんな中で今年、フージーさんが無冠の帝王を返上すべく、現在トップ50のぶっちぎりポイントリーダーをひた走っている。2年連続イマカツのJBトップカテゴリー制覇に向けて、現在はイマカツを挙げてのフージーバックアップ体制を敷いている。

実は何種類もある風神スパイダー。今は極秘です!!
そのフージーが今年、目を見張る好成績を収めている影にもシークレットルアーが存在する。それが「風神(フージー)スパイダー大作戦」である。これはトッププロであると同時にトップフライマンであるフージーならではの発想から生まれたルアー&テクニックなのだが、これをほぼ極めつつあるフージーは現在無類の強さを発揮している。このテクニックはアイバーソンの「相羽虫」の応用にも見えるが、全く別の種類だともいえる。それ以上にスモールのみならず、ラージにまで有効であることが亀山ダムで証明された。

このタイプが亀山で爆発したそうです。
(見えへんやんけ!!)
相羽虫がワームの変態系ならば、風神スパイダーは紛れもない「ラバージグ」の変態系(秀雄みたいな変態ではなくて形を変えて進化する変態)である。
この風神スパイダーは各メディアに出てきてはいるが、核心部分は商品化時のパテント申請等の都合上、まだ実は
露出していない。その核心を知るのは私とナベの3人なのだが、意外にもこのルアーの布石は直接的ではないものの
ラリーニクソンの来日が大きなヒントになったのである。(当のラリー本人はたぶん全く何も思い当たるところがないと思うけど・・・)
しかし、私自身もまだこいつの使いこなし方をマスターし切れていないし、ルアー自体がまだ不確定な部分が多いのも
事実だ。単純に誰もが簡単に投げれば釣れるようなルアーではないが、核心部をマスターすれば現在のハイシーズンのトーナメントでは連戦連勝も可能なほどの恐るべきヤバい力を秘めたシークレットベイトである。

こちらはスモール用。あるギミックが施されています。
(これも見えへんやんけ!!)
現在はフージーとこのシークレットベイトを如何に使いやすく、一般アングラーのレベルでも必殺ルアーに仕上げられるかを極秘検討中である。おそらく今シーズン中には様々なサンプルテストを経て、ある程度の完成系には近づけると思う。後は果たしてこの風神スパイダーが既に秋の気配濃厚な木崎湖、そして桧原湖でどういった結果を残すのか楽しみである。そしてその結果、フージー初のJB最高峰タイトルを獲得することが出来れば、このルアーは恐るべき可能性を秘めたシークレットベイトの名に相応しいものになるだろう。

これまた謎の風神スパイダーII。
水面下まで進出か?

 

 

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