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初心者講座82 イマカツルアーの使いこなし方『リップライザーシリーズ』
今回紹介するのは、イマカツのフローティングミノーである『リップライザーシリーズ』






上から、リップライザー130、リップライザー110、リップライザー90、リップライザー60

130 大きさ:130mm 重さ:20.0g
110 大きさ:112mm 重さ:15.0g
90 大きさ:90mm 重さ:10.3g
60 大きさ:60mm 重さ:4.4g

リップライザーシリーズは、素早いスライドアクションと強い水押しが特徴のハイフローティングミノーです。






また、固定重心ながら後方重心と洗練されたボディ形状により、抜群の飛距離が出せるルアーです。

一番の特徴としては、潜った状態から水面まで浮き上がる際の“浮上アクション”にあります。

これはリップライザーが最も得意とする、リッピングライザーテクニックという使い方で威力を発揮します。

キャスト後、ラインとロッドを一直線にして糸フケを取り、下方向へ振り下ろすようにしてジャークを加え、ルアーを潜らせます。

この時らラインが水を切ると、余計なプレッシャーを与えてしまうことになるので、ラインを少し巻きながらジャークして、糸鳴り音を抑えたジャークを心がけましょう。

ロッドを振り下ろすまでジャークしたら、ラインを引くのをやめてルアーを止めます。

すると、後方重心のリップライザーは自動的に頭を水面に向けて、頭を揺らしながら水面へと浮上していきます。

これは、泳いでいたベイトフィッシュが、水面に虫などのエサを見つけ、それめがけて水面へ浮上していく動きを再現しています。

ルアーが水面に近づいた時が、バスが最もバイトしてくるタイミングです。

ここでバイトがない場合には、次の動きに入ります。

浮上したリップライザーが、水面に顔を出す瞬間に再びジャークを入れます。

その時にチュポッ♪という捕食音のような音が出ればOK。

ベイトフィッシュの捕食音を再現してやることにより、離れた場所にいるバスにもルアーの存在を気づかせ、同時に捕食のスイッチをいれることが可能です。

3月後半から11月まで使えるテクニックで、特に5月から7月頭までのアフタースポーニングにはかなり効果的な使い方です。

ベイトフィッシュの多くいるバックウォーターや流れ込み、ベイトフィッシュが虫を捕食するようなオーバーハングの下や岸際が草木で覆われている場所が特に狙い目です。

また、強い水押しが特徴のリップライザーは、ただ巻きでもクランクベイト並にアピール力があるので、ただ巻きで広範囲に探る使い方もオススメです。

サイズ別の使い分けとしては、オリジナルサイズのリップライザー110を基準に、琵琶湖などの広大な湖でのデカバス狙いにはリップライザー130。

ベイトタックルで扱える範囲でコンパクトかつ扱いやすくしたのが、リップライザー90。

小規模リザーバーや河川などのベイトフィッシュに合わせやすい大きさです。

さらに、ベイトフィッシュのサイズが小さい場合やプレッシャーが極端に高い場合には、リップライザー60の出番。





スピニングタックルでも使いやすいですし、ベイトフィネスタックルでも気持ちよく飛んでくれる優れものです。

また、プレッシャーを掛けにくいことから、賢いデカバスもターゲットとなります。





ベイトフィッシュを追っているバスにはめっぽう強いリップライザー、ベイトフィッシュをイメージしながら使ってみましょう。


穂崎タックル
【リップライザー110、90】
ロッド:テムジン パンテラ(エバーグリーン)
リール:レボアカツキ(ピュアフィッシング)
ライン:バトルデザイア ファーストムービングバーサタイル12lb(東レ)

【リップライザー60】
ロッド:カレイドデジーノ マッハS-1(エバーグリーン)
リール:レボネオス2500H(ピュアフィッシング)
ライン:スーパーフィネス4lb(東レ)

 

 

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