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初心者講座53 季節ごとのバスの行動「秋」
季節が秋になると、バスは厳しい冬を乗り切る為に活発にエサを捕るようになります。


ワカサギなどの小魚を追う傾向が強くなり、それらがあまりいないフィールドでもエサを探して動き回るようになるので、秋はバス達の行動範囲が広くなる季節なのです。

広範囲を素早く探れる巻物ルアーやトップウォータールアー、小魚に似せたミノーやシャッドなどへの反応が良くなるのが秋の特徴で、バスの行動パターンを予測することができれば、サイズや数を比較的簡単に伸ばすことができます。




エサをたくさん食べている秋のバスは、引きが強くて元気いっぱいです。

また秋に起こる現象で、“ターンオーバー”というものがあります。

ターンオーバーとは、秋も深まり次第に気温が低くなっていくと、急な冷え込みなどで暖かかった表層の水温が急激に冷やされ、表層と底層の水温差が逆転してしまうことがあります。冷やされた冷たい水は密度が重くなり、底の暖かい水はまだ冷やされず密度が軽いので、水温の違う2つの層がひっくり返る(ターンオーバー)してしまうのです。これによってヘドロなどの積った底の水と上層部の綺麗な水とが入れ替わるので、そのフィールドの大半部分の水質が急激に悪化してしまう現象です。




ターンオーバーが発生すると写真のように水面の泡が消えなかったり、水が臭ったりします。すなわち酸欠です。

これが発生するとバス達は喰い気を失い、活発に動き回ってエサを捕るような行動を一時的に見せなくなります。

しかしながら、ターンオーバーは湖の水温を浅場から深場まで全体的に平均化する効果があり、バスや小魚の行動範囲が浅場から深場まで広がるキカッケになります。そして、バス達は冬に向けて栄養を蓄える必要があるので、次第に水質が改善するにしたがって活発にエサを捕りはじめるようになり、寒い冬に備えます。
ターンオーバーは湖の全域で起こる場合と、部分的に湖切る場合があるので、水の色やにおいを良く観察し、少しでも生き生きした綺麗な水の場所を探す事が肝心です。

 

 

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