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初心者講座51 季節ごとのバスの行動「 春」
ちょっと話がテクニックに寄り過ぎたので、ここで一度基本に戻ってブラックバスの季節ごとの行動変化について説明します。


ブラックバスという魚は水温にとても敏感な魚で、季節ごとに違う行動、習性を見せる魚です。

寒い冬から次第に水温が上がってきて春になるにつれて、ブラックバスはスポーニングと呼ばれる産卵期に入ります。




写真のバスはお腹に卵を抱えた産卵期のメスです。

体力の必要な産卵期に備えるために、スポーニング初期のバスは食欲が増す傾向にあり、体力を十分に蓄えると浅瀬にあがってきてスポーニング行動に入ります。

平均的に3月後半から4月前半、水温が14度前後で安定し始めるとバスは産卵を強く意識し始めます。

春はハードボトム(石や砂利などのある硬い底質)のシャローエリア(浅瀬)にバス達が集結します。

GW前後に産卵が始まるなど、スポーニングが最盛期を迎えると、食欲はあまりなくなり、自分の巣や卵を守ろうとする行動からうまれる、“威嚇による喰いつき”が目立つようになります。

威嚇で喰ってくるバスは比較的簡単に釣れてしまうので、春は簡単にバスを釣る事のできる季節でもあります。

スポーニングが終わる五月末頃になると、体力を使い切ったバス達は痩せこけて、早いスピードのルアーを追いかける事ができなくなります。

産卵後(アフタースポーニングといいます)のバスには、ルアーをあまり動かさない軽めのルアーでじっくりとした誘い方で攻める必要があります。

アフタースポーニングから次第に回復していき、本格的シーズンの夏を迎えます。

 

 

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